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【トピック】普及振興へ各地で新たな動き 安曇野市は協議会発足し初イベント

4月に県野球協会が発足するのに向けて、各地で新たな動きが出ている。特に地域割りの複雑な中信地区で活発な動きを見せている。

安曇野市内では昨年10月、市内の小中高校世代のチームが中心になり安曇野市青少年野球協議会が発足。12月と1月に子どもを迎えての交流イベントを2回催した(その後2回はコロナで中止)。

↓ 安曇野市のイベント。会場(高校)を変えながら開催

同市内には明科、豊科、南安曇農、穂高商の高校4校があるが、部員は合わせても8人。昨年は池田工と蘇南も加えた6校の連合チームで秋季予選に出場していた。

また中学生世代も合同チームが多くなっているなど、地域全体が野球人口の減少に直面している。

イベントは、近くの人が来やすいように会場を変えて開催。市内4校と池工の高校生を中心に中学生もホスト役を務め、リアル野球盤を模したゲームやプラスチックボールを使ったホームラン競争などのブースを設けた。各回、未就学児や小学生50人ほどがそれぞれの会場に訪れ、野球に触れた。

同協議会会長の関島資浩・明科高監督は「子どもたちが野球を始めることにつながればいいが、まずボール遊びを通じて楽しんでもらう機会にしたい」と手応えを得ていた。

このほか昨年11月には松本市青少年野球協議会が松本市野球場で初めての交流イベント「松本野球の日」を開催。子どもと保護者合わせて500人以上が来場し、野球遊びを楽しんだ。

↓ 高校野球の聖地でもある松本市野球場がイベント会場に

木曽地区でも昨年11月、木曽野球会議が木曽福島小で初めてイベントを開催。未就学児約60人が訪れ、木曽青峰高野球部員らの案内で球入れゲームやバッティングマシン打ちなど野球の基本動作に触れた。

↓ 木曽野球界の次世代を担う子どもたちが参加

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