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【試合前コメント】関塚監督「選手たちも緊張感を持ってやってくれている」、佐藤勇、大岩、山中、谷澤、山口智、森本、町田、岡本(取材:片村光博)(4,016文字)2014/07/11

関塚 隆監督
選手たちも緊張感を持ってやってくれている

「ここまでは選手たちも緊張感を持ってやってくれているし、あとは試合で今までやってきたことが出せるか。あとはもう勝負事なので、勝つということが大事になる。(フィニッシュ向上へのアプローチは?)最後のところで、スペースがあればどこのチームも迫力を持った形はできる。ブロックを作られたときに、自分たちがどういうふうに攻撃のスイッチからの絵を描けるかというところ。それはパターンがそのままできるわけではないので、一つのボールに対しての(意識を)共有をできるかが大事だと思う。そこからは選手たちがいくつかのアイディアの中から何を判断して選択していくか。あとは技術的なところ。そういう場面での精度を上げていくというところだと思う。(2トップが基本になる?)いや、大塚なんかはトップ下もできるし、町田や井出が絡めば[4-3-3]の形もできる。それは選手の特徴を考えて、どこが一番効果的な形になるのかというところ。前の配置というのは今日だと(オナイウ)阿道を右サイドに置いたりして、プレーの幅を見ていくこともすごく大事なこと。特に彼なんかは若いし、3トップ気味にやったら結構面白いところもあった。形にとらわれずに、個人のスケールを上げていくということも大事なこと。(紅白戦で山中を右サイドに起用したが?)彼は左でもいいけど、左利きが右サイドの前に来たときのアングルとかもある。彼はサイドでの馬力もあるし、右も左もやれるようになったら幅も広がる。(紅白戦では『強く、強く』との声があったが?)取れるときに取りきらなきゃいけない、日本の夏場では。そこで逃したら次にどれだけガスを使うかというのがある。囲んだときには取りきらなきゃいけない。(天皇杯2回戦の相手・長野については?)格下なんかではない。力があるチーム。受け身になったらやられる。どんな試合でも簡単な試合はない。(初戦はやはり難しい?)難しいですよ。やっぱりメンタル面。『負けてもともと』というチャレンジャーの気持ちで行けるほうが、一発勝負では絶対的なメンタル面での優位性がある。『勝たなきゃいけない』というところとね。内容、結果、実力でどれだけ上回れるかが試されるので、難しい試合にはなる。だから、僅差の試合になることが往々にしてある。(長野にはどういった印象がある?)リーグ戦で戦っているときのように前から行くときと、相手に実力があるとなったときにはしっかりブロックを作ってそこからの速いカウンターを使い分けられるチーム。そういう意味では美濃部監督も頑張るチーム、粘り強いチームを作っている」

MF 7 佐藤 勇人
ピリッとした緊張感の中でやれている

「(関塚監督は)さすがに経験がある。最初のミーティングでも立ち居振る舞いや話からすごく緊張が生まれる。自分はセキさん(関塚監督)のことは知っていたけど、知らない選手とかから『オーラがある』、『どんな人ですか』と聞かれたりした。それくらいインパクトがある。練習も良い感じでピリッとした緊張感の中でやれている。

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