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【ニュース】上村崇士氏(ジェフユナイテッド市原・千葉レディース総監督)の契約解除について(取材・文:西部謙司)2014/09/12

 すでに報道でご承知かと思いますが、上村氏に「重大なセクハラ行為があった」という理由で、クラブは契約解除を行い記者会見が行われました。記者会見に出席したのは島田亮代表取締役と弁護士の五味祐子氏。冒頭、島田社長から概要と謝罪が行われ、契約解除に至った経緯の説明の後に質疑応答という流れでした。

 説明によると、8月中旬にセクハラ被害の申し出があり、顧問関係にない弁護士に調査を依頼。調査の結果、セクハラ行為が認定されたので契約解除したとのこと。ちなみに「重大なセクハラ行為」の「重大」とは、法的に重大という意味ではなく、会社が重大と判断したということだそうです。被害者のプライバシー保護のため、具体的に何があったのかは公表されていません。現時点では、会社が調査を依頼した弁護士が「セクハラ行為」があったと認定した、その調査結果をうけて契約を解除したという段階です。

 上村氏が否認しているかどうかについては、「お答えできません」(五味弁護士)。島田社長は上村氏本人と話していないとのことでした。第三者の調査で「あった」とされた行為ですが、もし本人が否認して訴訟すれば法廷闘争になる可能性はあるかもしれません。

 調査にあたった五味弁護士によると、「(セクハラ行為は)複数回あった」。調査結果を報告したのは、「飲酒していた上村氏が、被害者を呼び出し、2人きりの状態で重大なセクハラ行為を行った」の件ですが、ほかにも同様のケースがあったかどうかは引き続き調査中とのこと。ちなみに、どのくらい飲酒していて、どこに呼び出したのか等も明らかにされていません。

 以下は個人的な感想。

 被害者のプライバシー保護という観点から、どうにもモヤモヤした感じの会見だったのですが、まあそれは仕方ない。ただ、現時点でいえるのは、疑惑が浮上した→調査した→セクハラが認定された→契約解除、というところまでです。迅速な対応は良かったのですが、だからといって真相について断定できる段階ではないということ。

 あと、これは一般的な話ですが、男性の指導者が女性選手を指導する場合、体に触ることはかなり気をつけなければいけない。他意はなくても、女性の側が不快に思っている可能性もあるので。日本人は案外そのへん無頓着な気がします。

 クラブの次のアクションとして、島田社長は当然ながら「再発防止の徹底」をあげ、セクハラ研修や内部通報しやすくする、規律や安全面の配慮を話していました。本件以外にもあったかどうかは「調査中」とのことですが、もしあったとすればクラブ側はそれを認識していなかったことになるので責任は大きくなります。認識していて対処を怠っていたとなれば論外です。

 こういう問題はクラブのイメージを大きく損ねますが隠してはいけない。クラブの利益になろうがなるまいが、ダメなものはダメなんですよ。

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