犬の生活SUPER 西部謙司WEBマガジン POWERED BY EL GOLAZO

【試合前コメント】関塚監督「自分たちが攻めていって攻め切ることが大事」、谷澤、幸野、森本、山口智、キム、山口慶(取材:片村光博)(3,498文字)2014/11/13

関塚 隆監督
自分たちが攻めていって攻め切ることが大事

「前々節・磐田戦では良い雰囲気を出してわれわれを後押ししてもらいながら勝ち切れなくて残念だった。前節は松本さんのホームに乗り込んでいって、昇格が決まったところで勝ち点が欲しかったが、残念な結果になった。ただ、最初に押し込まれながら押し返せたのはどういうことだったのか。自分たちが前向きにサッカーをやらなきゃいけないし、やればそれだけのことができる。残念な判定も少しあったので、前半のうちにもう少し変わっていれば形勢も変わっていたと思う。ビデオを見返して意見書を出していると思うし、そのあとのスローインでも森本が完全に後ろから押し倒されている。そういうジャッジも味方に付けるようにしていくのも、これからの試合では大事なところになってくる。そういう部分も含めて、われわれが何をやるべきかをしっかりと踏まえて、ホーム最終戦は良い内容で結果を求めるところをサポーターにお見せしたい。(今週は攻撃面の再確認が多かったように感じたが?)守備のところで相手に合わせるんじゃなくて、自分たちが攻めていって攻め切ることが大事。攻め切れなかったときに守備がまた始まるのであって、そこのクオリティーをとにかく上げていかないといけない。サッカーは攻守においてのチームとしてのバランスと、ボールを持っているときの質が一番大事なポイント。その比重をトレーニングに掛けるのは大事なこと。1年を通じてクオリティーを上げていくことが大事だと思う。その中では1対1やミニゲームでの攻防、守備の質というモノも求めていくが、そこはすぐに上がるものじゃないし、チャレンジ&カバーが守備陣形の基本でもある。ボールを持っているときのクオリティーを上げていくことがまずは大事になる。(今節の相手・富山の印象は?)安間監督はホンダの後輩でもあるし、非常に勉強熱心な監督。ただ、自分のやりたい理想のサッカーと現実のサッカーの中で苦労している。いまはしっかりと守ってそこから速い攻めというのをやって、個々の部分の良さを引き出す監督だと思う。個々の能力をうまく機能させるチームを作って戦っているという印象を受ける」

MF 8 谷澤 達也
怖がらずに全員で前からという意識を強くする

「(今節・富山戦は)とにかくやるだけ。ここ2試合は自分たちのリズムが前半になかなかできなくて、そういったときに自分たちのリズムに持ってくるのが少し遅い。立ち上がりを意識して入っていきたい。少し後ろに重たくなっている部分も出てきちゃっているので、怖がらずに全員で前からという意識を強くして、ラインを押し上げてやりたい。(今週の練習では攻撃面の確認が多かった?)そういった(攻撃面の)ことは言われているし、みんながまた『前に』という意識を持ってやれたら、また良い形ができると思う。ある程度、『ここに入ったら誰かが絶対そこに行かなきゃいけない』というのは練習からずっとやっているし、みんな分かっていると思う。問題はその後。その後は自分たちでアイディアを出しながらやらないと崩せないと思うので、そのあたりは個々でやらないといけない」

(残り 2222文字/全文: 3520文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ