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【レビュー】J2第12節東京V0-0千葉@駒沢「ラッキーなドロー。運動量低下への対策が必要か」(文・西部謙司)2,338字 2015/5/7

●決め手欠くスコアレスドロー

 肉フェスの駒沢オリンピック公園で行われた一戦は0-0の引き分けに終わりました。どちらもチャンスの少ない試合でしたが、決定機は東京Vのほうが多かったですから、千葉としてはいくぶんラッキーなドローといえるでしょう。

 それにしてもシュートが少ない。千葉のシュート数は6本、前半はたったの2本ですからね。決定力不足ではなく決定機不足、ほとんどチャンスを作れていない。そうなった原因は、もちろん相手がよく守ったということはありますが、千葉の戦い方と日程&気温との相性もあります。

 千葉はFWに運動量が要求されるサッカーをしています。連戦と気温の上昇で当然疲労が増す。すると、FWのプレスが効かない→パスコースを限定できない→ボランチが下がる→押し込まれる、という感じになってきます。

 一時的な現象ならいいのですが、これから暑くなることですし対策は必要でしょう。選手交代を使って運動量を維持するか、ロングボールを蹴らずにもう少しつなぐ、あるいはロングボールの質を変える、というところでしょうか。くわしくは後ほど。

●膠着の前半

千葉 先発フォーメーション

[4-2-3-1]
ネイツ
谷澤 町田 田中
佐藤健 パウリーニョ
中村 大岩 キム 金井
高木

(残り 2153文字/全文: 2669文字)

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