犬の生活SUPER 西部謙司WEBマガジン POWERED BY EL GOLAZO

★無料記事【試合後コメント】J2第21節千葉3-1岐阜@フクダ電子アリーナ – 関塚隆監督「ここからスケールアップをしながら戦っていかないといけない」関塚監督、也真人、勇人、栗山(取材:EL GOLAZO)(3,873 字)2015/7/5

関塚 隆監督
ここからスケールアップをしながら戦っていかないといけない
「先制点は相手に取られたけれど、その後は落ち着いて試合を進めてくれた。ポイントになったのは前半のうちに追い付けたことだと思う。そして、後半の立ち上がりに追加点を取れたということで、後半の選手たちはうまくゲームをコントロールしながら進められたのかなと。ここに来てわれわれの課題であったゲームの進め方という意味で、今日はうまく進められた。3点目も取れたことも大きかった。今日で折り返しになりますけど、ミッドウィークにある試合にまたつなげていきたい。(今日は)5試合ぶりにホームで勝利ができた。サポーターと喜び合える試合をこれからも続けていきたい。そのような意味では本当にサポーターに感謝をしたいと思う。(大岩ではなく栗山をCBに起用しましたが)詳しいことはお話し出来ないが、戦術的な部分で思い切って起用しました。やはり、彼が入団してから初めての試合ということで非常に緊張もあったと思う。でも、最終ラインで彼らしいプレーをしてくれた。(この試合でリーグ戦を折り返しますが、前半戦を振り返ってみてどうか?)この試合で(前半戦の)折り返しですが、ここに来る前の7試合で1勝3分3敗だった。(ここ最近は)自分たちの形を1試合通じてやり切ることができていなかった。やはり、チームもエネルギーが落ちてきたけれど、今日は久々にホームで勝てたということで、ここからスケールアップをしながら戦っていかないといけないなと思う。その中で課題になっていたのは、試合の形成が変わったときにどのような形のサッカーでリズムを取るかということでした。ゲームが動いたときに慌てずに落ち着いて試合を進めていくというところのメンタルや戦術的なところを整理していく必要があったので、今後も選手たちと作っていきたい」

MF 14 町田 也真人
体が勝手に動いた感じ

「いやー良かったっす。(得点のシーンを振り返って)体が勝手に動いた感じで、やっぱりゴール前に入っていくことは大事だなと思った。(前半はポジションが低く前線と良い距離感でプレーできていなかったと思うのですが、後半に入って良くなった要因は)前半は受けに行くことが多かった。相手のボランチもよく見ているなと感じていたので、そこを飛ばして森本とかに(ボールを)当てて欲しかった。でも、後半はみんなから(ポジションが)『落ち過ぎじゃない?』と言われたので、少し後半は裏を意識してプレーしました。(前半にポジションを落とした理由はボールに触りたかったから?)パウリーニョが下がったりすると、ボランチとの関係が悪くなるのでそこは意識してなるべく間を空けないようにしようとしていました。今回は(1トップの)森本が裏を狙おうとしていたので、その背後にいったときのセカンドを拾うことをチームとして考えないといけないかなと思う。(前半にエリア内で佐藤勇と絡んだ時に、シュートを打ちたいが、みたいなボールも出されていましたが)最初は打とうと思ったのですが、ずっと(佐藤)勇人さんが見えていたので、シュートを打とうした時に勇人さんに出すことに切り替えた。(逆にゴールシーンは迷いなく打てた感じですか?)そうですね。(初ゴールまで4年掛かりましたが)本当に苦しかった。とにかく点に絡みたかったというのがあった。なので、(得点が)入ってとにかくホッとしています。(得点が入った瞬間はうれしい気持ちとホッとした気持ちのどっちが大きかったか?)とにかくうれしかった。でも1点ではダメですし、2点目3点目を取れるようにしないと昇格はできないと思うので、頑張ります。(昨季のJ1昇格プレーオフで得点が取れなかった悔しさはありますか)そうですね。とにかくJ1に行くことで全ては解決されると思うので、結果を出していけるようにしたい。(次節の金沢戦に向けて)1試合、1試合変わらないがとにかく勝ち切るということを意識してやっていきたい」

MF 7 佐藤 勇人
也真人のゴールは素直にうれしかった

「前半の早い時間帯からペースをつかめなくて、失点をしてしまった。前節とは逆の展開になって難しい試合になったけれど、(キム・)ヒョヌンのゴールで前半のうちに追い付けたことはかなり大きかった。ハーフタイムもみんなで落ち着いて話すことができたし、1対1で折り返すことができたので、もう一度しっかりプレーしようとみんなで言い合った。後半は前から守備ができるようになったし、チームとしてボールの奪い方が良かったからこそショートカウンターができたと思う。そのあとの2点目も3点目もそう。前半と違って後半は別チームのような試合ができたので、それを前半のうちからやらないといけない。ウチは前から守備をすることによって、チームのリズムができていると思うので、明日この試合のビデオを見ると思うのでしっかりと話し合っていきたい。(ゴールが2点3点と奪えるようになったことも大きかったと思うのですが)点が取れたことも、守備をしっかりしたからだと思います。前からしっかりと森本とかが守備をして、次の選手がしっかりと(ボールを)狙う。前目でボールを奪うことでショートカウンターができたと思いますし、それが結果に結びついてゴールが奪えた。(久しぶりにシーズン序盤のような前からの守備が見られたのですが、取り戻した感じはありますか?)まだまだ。前半からあのような試合をして、0–2になったりとか、0-1で前半を折り返すと難しい試合になっていたと思う。やっぱり、キックオフの最初から自分たちが優位に立てるような試合をしないといけない。(町田選手がデビューから51試合目で初得点を奪ったが)(町田)也真人のゴールは素直にうれしかった。頑張っている姿を見ていたし、本人が一番得点を取りたいと思っていたと思うし。あのような選手がしっかりとやってゴールを奪うことはチームに取ってプラス。やっぱり、素直にうれしかった。(栗山選手もプロ初出場だったが?)あいつも真面目な選手なので、トレーニングも必死にやるし、どんな時でも腐らずに文句も言わずやっているところを関さん(関塚監督)を始めコーチングスタッフが見ていた。それが今日のような試合でスタートから使われたところだと思う。しっかりとプレーしていたし、自信を持ってコーチングもしていましたので彼にとってもこの勝利は大きいと思う。チームにとって、新しい選手が試合に出て結果に結びついたということは、競争意識を生むことにもなる。(これは)すごくチームにとって、大きい。(試合前は緊張していましたか?何か言葉は掛けましたか?)緊張はしていた。でも普段通りにやればいいと思っていたし、ミスをしたとしてもみんなでカバーしていこうと話していた。あいつ自身も人に強いタイプなので、ネガティブに後ろに下がるのではなく、前に行くことができていた。あいつも途中から乗れていたと思う」

DF 24 栗山 直樹
チームのみんなに助けられた

「自分自身ダメだったが、勝てたことだけは良かった。(前半は落ち着かない時間もあったと思うが?)緊張はしていなかったが、失点した場面は自分がマークを外してしまった。なので、失点したときは気持ちの部分で焦りが出た。そこから、チーム自体も押し込まれる時間があったので、そこは反省しないといけない。それでもチームのみんなに助けられた。今まで勝ち切れなかった試合が続いていたが、これで勝ち切れたことはプラスに捉えて良いのかなと思う。(前半の終わりに1点を取って後半の頭にリードを奪いました。そうなった時はどのような気持ちだったか?)最近の試合はリードしてから進め方が良くなかったので、関さん(関塚監督)がずっとそのことをミーティングでも練習中でも話していた。今日は2点リードした時にチームとして共通意識を持って、後ろはリスクを追わずに守り切る、前はなるべく奪ったら時間を作ってというのができていたと思う。今日はたまたま良かっただけかもしれないが、これを続けていけたらなと思う。先に失点しないことも大事だが、リードした時の進め方がうまくいったので自分が後ろから発信していきたい。声を出すことは自分の持ち味でもあるので。(緊張しなかったとのことだが、みんなからはどんな言葉を掛けられたか?)みんなからは『栗山が緊張している』と言われて、『緊張していないっすよ』って話していました。僕自身は3年ぶりの公式戦だったのですが、思ったより緊張はしなかったので、緊張しなかったことが悪かったのかなと。とりあえず、最初の失点が一番悔やしい。(加入してからずっとけがをしていて、町田に去年は移籍をしてけがが治ってさあこれからというときにまたけがをしました。どんな思いでリハビリをやってきたか?)もちろん、サッカーをするためにここに来たのにトータルで1年半以上もけがでサッカーをやっていなかったので、もどかしかった。復帰しても試合に絡めなくて悔しい想いを沢山してきた。今回このような形で使ってもらえたのですが、まだスタートなので今日のことは忘れて次に向けてやっていきたい。(リハビリ中の自分を支えていたものは何か)サッカーが好きだという気持ちと。メディカルスタッフに支えられてきたことが大きいのかなと思う。(ピッチに立った感謝の想いは誰に伝えたいか?)試合に使って頂いたスタッフの方と、メディカルスタッフ、両親に伝えられたならと思う」

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ