●松田力の２試合連続ゴールで勝利

５分あったロスタイム。その最後の１分でした。右ＣＫを中村太亮が蹴り、ニアポストの前に入り込んだ松田力がタイミングのいいジャンプからヘディングシュートを決めて１－０。野球ならサヨナラ・ホームラン、劇的な一発でした。

ただ、エンディングが良かったので、ごまかされそうになりますが、試合内容は低調。良かったのは最後の得点だけ、だったかもしれません。内容が良いと勝てず、そうでもないと勝つ。サッカーはよく分からないものです。

後半にはいくつか決定機も作りましたし、シュート数は１４対８と見た目は優勢です。しかし、横浜ＦＣの守備を崩した場面は少なく、縦に蹴ってもカットされるだけで効果なし。攻め手がなかった。試合内容からすれば勝てたのはラッキーでした。

●フットボーラーは寺田紳一だけ

前節と同じ先発メンバーで臨んだジェフ千葉は、いつも通り、縦にロングボールを蹴る戦い方でスタートします。

（残り 1891文字／全文: 2292文字）