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【レビュー】J2第15節長崎1△1千葉@長崎県立-「長崎の組織守備と千葉の狙い」(文・西部謙司)

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明治安田生命J2リーグ 第15節
V・ファーレン長崎 1△1 ジェフユナイテッド市原・千葉
http://jefunited.co.jp/top/matches/2016/0528/result/

●長旅のアウェイ
大韓航空機の事故の影響で飛行機が欠航。新幹線とバスを乗り継いで長崎に着いたのは、前日の午後10時でした。

「移動中はひたすら映画を見ていました」(町田也真人)

移動時間が長いからといって、うっかり寝てしまって夜に眠れなくなるのも、まずいわけです。なかなか大変なアウェイ戦でしたが、1-1で勝点1を持ち帰ることができました。

長崎の組織的な守備にてこずり、ある程度ボールは支配できてもチャンスは少なかったですね。自分たちのミスで流れを引き寄せ切れなかった面もあります。内容からすれば、ドローで仕方なかったかなと思います。

●長崎の組織守備と千葉の狙い
千葉はアランダが復帰、長澤和輝とボランチで初コンビでした。あとは前節と同じメンバーです。

千葉 先発フォーメーション

エウトン
船山貴之 町田也真人 井出遥也
長澤和輝 アランダ
阿部翔平 近藤直也 イジュヨン 多々良敦斗
佐藤優也

立ち上がりは長崎が鋭いカウンターをみせ、14分には佐藤洸一がヘディングで先制します。16分にはGK佐藤優也からのパスをインターセプトした長崎の2点目かと思われましたが、オフサイドでノーゴール。長崎のシンプルなカウンターと千葉のミスも重なって、危うく息の根を止められそうになりましたが、命拾いしました。

18分、左サイドのスローインを阿部翔平がエウトンへ。エウトンが落としたところに井出遥也が右足を振りぬいてゴール、1-1と試合を振り出しに戻しました。電光石火の一撃で千葉は流れをつかみます。高い位置にディフェンスラインを置いていた長崎が徐々に後退。しかし、それで千葉は攻め込むスペースを見つけにくくなりました。

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