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【ユナパな話】VOL.21「5バック」(取材・構成:西部謙司)

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次のFC町田ゼルビア戦(J2第23節)から、たぶんフォーメーションが変わるだろう。「千葉が3バックへ」とすでに報道もされていた通り、今週の最初からフォーメーション変更に則したトレーニングを開始していた。ただ、厳密にいえば3バックではなく5バックだ。

「まず今は守備。テーマは失点を抑えること」(関塚隆監督)

関塚隆監督

3バックと5バックの違いは、守備をセットした時の相手サイドバック(SB)に対する守備を見ればいいと思う。ハーフウェーラインぐらいで相手のSBがボールを持っている時に、ウイングバックがここにマークに行くなら3バック、ほかのポジションなら5バックである。3人のディフェンスラインを基本にするか、5人なのかで守備の組織が違ってくるので、3バックと5バックは厳密には同じではない。千葉が練習していたのは5バックの方だった。

5バックはこれから流行しそうな、というよりユーロ2016ではすでに普及しているシステムだった。4バックのチームでも深く引いた時は4+1で守っていて、つまりペナルティエリアの幅を4人でカバーする点で、5バックも4+1も同じなのだ。

通常の4バックは、サイドから攻め込まれた時にSBが応対する。ペナ幅を守るDFは残りの3人だ。しかし、この守備ではセンターバック(CB)とSBの間隔が開きやすく、それが大きな弱点になっていた。そこでペナ幅を4人に増員したのが5バックであり、4バックの場合もサイドハーフ(SH)がサイドで応対することでペナ幅4人を確保した。ディフェンスラインの人数が1人増えたことで横のスライドを速くできる。ペナルティエリア角にいるDFがカバーできるので、いわゆるニアゾーンがほぼ消滅するのだ。

千葉は左SBの阿部翔平の裏を突かれることが多かったが、5バックならばそのスペースは開かない。2日目の練習を見るかぎりでは、引いた時の守備のセットの仕方は「5-4-1」だった。3日目は非公開なので、そのまま試合で使うかどうかは分からないが、そのままなら、かなり守備を重視した形である。

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