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【無料記事】【試合コメント】J2第41節千葉1●2札幌@フクアリ-町田也真人「今季を象徴した負け方」ほか(取材:EL GOLAZO)

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明治安田生命J2リーグ 第41節
ジェフユナイテッド市原・千葉 1●2 北海道コンサドーレ札幌
http://www.jefunited.co.jp/top/matches/2016/1112/result/

長谷部茂利監督代行
攻守に渡って想定内のいいプレーはできたと思うのですが、試合としては結果通り、コンサドーレ札幌さんが上手だった。こちらも策を考えていたが、タイミングの問題や役割を全うできなかったところが、いくつかあったと思います。想定内のプレーでやられたことも非常に悔しい。あとは複数得点をいつも目標にしてプレーしているが、きょうは奪えなかった。そこに尽きる今季のホーム最終戦だったと思います。

(J1昇格、プレーオフ進出を成し得なかった要因は?)直接に、結果につながるという部分でゴールを取る、ゴールを取られないこと。そこに尽きると思います。全くチャンスが作れてない、ピンチの連続という状況であれば、修正する課題はたくさんあります。課題はもちろんありますが、チャンスはたくさん作っていますし、ピンチの数も減ったというか、試合ごとに相手の長所を消せるようになってきている。いま言ったように、相手の長所を消して、われわれの長所を出して得点をする。そこが足りなかったので、もう少し高められれば、近づくことができていたと感じています。

(札幌戦に関して、ボールを持った時、縦に急いで攻めるというよりも、じっくり組み立てていたように見えたが?)選手に私が伝えて、選手がそれを実行してくれた。前半はできていましたし、後半も何回かありましたが、間で受けてチャンスを作ってくれていた。もっとたくさん得点を取りたかったのですが、フィニッシュのところまで、なかなか持っていけなかった。ただ、こちらから指示をして、チャンスを作ってくれていたと思います。

(監督代行になって感じたJ2の難しさは?)この数カ月で感じたことは僅差であるということ。上位と下位の差はない。下位のチームが上位に勝つこともありますし。珍しいリーグと言うか、J2の現状はそうだと思います。ただ、そこでストロングポイントを前面に出せるチーム。特に攻撃で出せるチームは上位に行けるのではないかなと感じました。守備のところは3バックから、前に2人出すような5バックで人数を掛ければ守れるのかなと。攻撃のクオリティを考えれば、それができるので、現状としてはそうだと感じる。前々から感じていましたが、今回監督をやってみて実際に分かったと言うか、肌で感じました。

MF 8 井出遥也
(試合を振り返って)前半を含めて失点をするまでは良い時間帯だった。その中で勝負を決め切る力が1年通じて物足りなかったと思います。ここ最近というか、シゲさん(長谷部監督代行)になってから、自分たちのやろうとしていることは、できていると感じている。そこを結果につなげられなかったことは、とても残念だし、そこが自分たちにとって一番の課題だと思う。

MF 14 町田也真人
とにかくジェフのプライドを持って戦いに臨みました。(得点に関しては)ターンできれば前に行けるという感覚をみんなが持っていたので、どこかで勝負を仕掛けたいと思っていた。そこでハル(井出遥也)がうまくシュートをしてくれた。シュートを打たないと、こぼれてくることはないので、あそこで決められたことは良かった。なのでシュートの意識が上がってきた証拠のゴールだったと思う。

(ほかにもチャンスはあったが?)前節のツエーゲン金沢戦[2〇1]とは違って、(相手DFの)間が空いていた。なので、(第39節・)セレッソ大阪戦[3〇0]みたいな戦いになると思っていた。ただ決定機を作りながら決め切れなかったので、それがきょうの敗因だと思う。

(ホーム最終戦だったが?)本当に勝ちたかったし、最後はあのように負けてしまったのは今季を象徴していた。もっと攻撃で良い時に得点が取れるチームにならないといけないと思うので、最後のシーンを増やして追加点を取れるようにしたい。最終節ではそれができるように挑みたいと思う。

四方田修平監督
きょうの勝利は「オールコンサドーレ」でつかんだ勝利だと思います。最後まで勝点3を取るために全力を尽くしてくれた選手と、アウェイにもかかわらずホームのような雰囲気を作ってくれたサポーターに感謝をしたいと思います。選手は最初から気持ちの入ったゲームをしてくれたのですが、前半に流れの中から失点をしたことで苦しくなっても、下を向く選手はいなかった。後半は何度も何度も身体を張ってゴールに向かった。そして時には身体を張って守って、同点に追い付き、逆転することができた。ただ、あと1試合結果を出さないと昇格という目標はつかめない。最後まで油断をせずに、もう1試合良い準備をしていきたいと思います。

(内村圭宏選手を後半の頭に投入した狙いと、彼がベンチに控えている意味は?)後半から起用した理由はビハインドになったということで、より攻撃的に戦いたいという狙いがあった。それと、内村を初め、ヘイスや(小野)伸二もそうですが、彼らが控えにいることで点と取るためのバリエーションが増える。内村に関しては攻守に渡ってスイッチを入れられる選手なので、そこに期待をして後半から出した。得点も含めて、いいプレーをしてくれたと思う。

(第39節・カマタマーレ讃岐戦[4〇1]で、サポーターの声援を聞いて涙が出そうになったと話していたが?)前回と同様にしびれました。本当に感傷的になりましたけど、こういう状況の中で選手がどのような精神状況でグラウンドに出ていくべきか。それに対して自分がどのような声を掛ければいいのか。考えながらウオーミングアップは見ていました。

(ハーフタイムにはどのような声を掛けたのか)取られたモノは仕方ない。内容は悪くないから、残りの45分間で攻撃的なプレーをして取り返していこうと。ただ僕が言う以前に選手たちの中から声が出ていたので、きょうは非常に良い雰囲気でハーフタイムを過ごせたと思う。(逆転弾が決まった時の気持ちは?)うれしいあまり、内村の方にみんなで走って追っかけていた。ただ、残り僅かですけど時間が残っていたので、しっかりと戦うように話をしました。

MF 10 宮澤裕樹
勝てたことは素直にうれしい。全員が戦った結果だと思う。サポーターにも背中を押してもらいましたし。

(後半の入りを振り返って)戦う姿勢は見せていましたし、失点をしてしまいましたけど、チームとして気持ちは切れていなかった。試合は90分間通じて、最後に勝っていればいいので、全員が気持ちを切らさずにサブの選手も準備をした結果が、最後の内村(圭宏)さんのゴールにつながったと思う。本当に全員で勝ち取った勝利だと思います。

(全員で戦った結果の勝利に関して)チームコンセプトは一体感ですし、ここに来ている選手だけではなく、札幌で応援してくれている選手もいて、北海道の試合ではないのに、これだけのサポーターが応援に来てくれて良い雰囲気を作ってくれた。(最近はアウェイで勝てていない中で逆転勝利を収めたが?)なかなか結果が出ていなかったですが、自分たちが一番上にいることは変わらない。チームとしての気持ちは上を向いていたので、しっかりとした準備はできていたし、結果が出て良かった。

(清水エスパルスの結果次第でJ1昇格が決まる状態だが?)まずは自分たちが結果を出さないと、そういう状態にはならなかったので、ほかのチームのことは分からないですけど、自分たちはまだ何も成し遂げていない。ホーム最終戦も残っている。そこで勝つために気持ちを切り替えて、準備をしていきたいなと思う。

FW 13 内村圭宏
(逆転ゴールを振り返って)時間もないし(河合)竜二さんが縦に入れると思ったし、ヘイスが競り勝ってボールが流れてくれば絶対にシュートを打とうと決めていた。流れた時点でイメージはできていたので、イメージ通りに打てたので良かったです。(GKの位置は)打つ瞬間に見ていないですけど、流れてきたら逆サイドに打とうと。ちょうどいいボールが来たので良かった。

(相手DFの見えない位置から入って来たが)あれは好きな形で得意。背後から入るのはその前に何回かありましたし、相手も追加点が取れなくて前掛かりになっていた。(1点ビハインドで折り返したが、雰囲気はどうだったか?)良い雰囲気でしたし、盛り返そうという感じがあった。それは強みでもあるので大丈夫でした。

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