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【無料記事】【試合コメント】J2第42節讃岐1△1千葉@ピカスタ-長谷部茂利監督代行「戦うことが求められる」ほか(取材:EL GOLAZO)

北野誠監督
1年間ありがとうございました。本当に今季を象徴する試合だったのかなと思います。まず先に点を取ったところで、その後2点目が奪えず、セットプレーを何度も何度もやられて最後でやられてしまった、というところです。先ほどセレモニーの中でも言ったんですけど、勝てるところを引き分けたり、引き分けられるところを負けてしまったり、ちょっとのところが勝点を積み上げられなかったことかなと思います。そこがわれわれの実力だったのかなと思います。

きょうのゲームに関して言えば、モチベーションの中で前節(・V・ファーレン長崎戦/2〇1)残留を決めて、今節最終戦というところでホームのファンサポーターの前でしっかりと勝ちに行こうと入りました。その中で本当に、しっかりやってくれました。また守備でもミドルゾーンでブロックを作りながら、奪ってカウンターっていう、サイドからの攻撃という狙い通りの展開で試合を進めたと思います。本当に勝ち切れれば良かったと思いますけど、残念ながら追い付かれてしまった、というところで、なんとなく今季の締めくくりとしては悪いなと思いますけど、選手、スタッフもしっかりやってくれたと思います。以上です。

(今季を象徴するゲームという話だが、3年連続残留を決め、チームとしての収穫は?)いくら資金力があるチームでも降格というのがあるのが今のJリーグ。J1にしてもJ2にしても。その中でわれわれのような毎日練習場が違う環境の中で、本当に選手たちは努力してくれたと思います。特に馬場(賢治)にしても、西(弘則)にしても今季に限ってですけど、砂森(和也)もそうですけど、環境の整っているクラブからうちに移籍してきて最初は本当に戸惑いがあったと思います。その中でもしっかりやってくれて、文句1つ言わず、真摯(しんし)にチームの力になってくれたことは、ありがたかったと思います。

別にそれは言い訳ではないですけども、環境をはね返して3年連続残留っていう、J2に残るということはすごく厳しいと思います。ましてや今季のリーグ戦は難しいリーグ戦になったと思います。最後まで昇格争いは分からない、残留争いも分からない、その中でも選手、スタッフはしっかりやってくれたと思います。

(来季へ向けて)まだ僕自身の契約も済んでませんけども、「やってくれ」と言われるか分からないですけども、やるのであれば、ベースの部分はすごくできていると思う。その中で42試合という長丁場、90分間というゲームの中でどれだけ自分たちがコントロールできるかというところを、今後はやらなければならないと思います。やってるサッカーはそんなに恥ずかしいサッカーではないので、その精度であったり、忍耐力であったり、ゲームコントロールであったり、それをすることが、もっともっと勝点を伸ばせて、それが順位が上に行くことだと思う。ベースはできてると思います。

GK 1 清水健太
(シーズンを振り返って)トータルで考えれば、ふがいないですけど、何とか残留することができた。来季に望みをつないだし、来季こその気持ちです。(監督も言っていたが今季を象徴するゲームだった?)内容でも勝てていたと思うし、守り切れずにやられてしまった。今季の自分たちの弱さが出てしまったと思う。(来季へ向けて)力のあるチームでもJ3に落ちるのがこのリーグ。その中でこのポジションで戦い続けられるのは素晴らしいこと。また1つ成長したクラブの姿を見せたいですね。

MF 11 馬場賢治
(残留を決めての最終節だったが?)自分の中では42試合の1試合と捉えないと思っていた。全員が勝ちたかったし、そのためにプレーをしていた。守り切れたのもありますけど、2点目を取れなかったことが自分の中では一番ですね。

(1年間を振り返って)Jリーグに入って9年目ですけど、感覚的には今季が一番思うように行かないこと、チームの足らないことを感じた1年だった。それを含めて経験しているし、すべてを含めて良い経験になった1年だったと思う。(クラブとしては3年連続の残留となったが?)残留は良かったと思う。でも、それで「良かったね」では先はない。自分もホッとしましたけど、チームは上を目指す段階だと思うし、「良かったね」ではなく、次に向かわないといけない。

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