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【レビュー】J2第17節 岡山2●1千葉「アウェイの難しさ」

2017明治安田生命J2リーグ第17節
ファジアーノ岡山 2-1 ジェフユナイテッド市原・千葉
http://jefunited.co.jp/top/matches/2017/0603/result/

●アウェイで「らしい」負け方
キムボムヨンの目の覚めるようなミドルシュートで先制したものの、2失点をして逆転負け。失点はいずれもミスがらみです。

「先週は僕ららしい勝ち方をしたが、今回は僕ららしい負け方」(フアンエスナイデル監督)

アウェイゲームを何とかしなければ、いけないですね。監督はホームとアウェイで大きく戦い方を変える気はなさそうですが。何か変えるにしても、選手が意識しすぎない程度の変化です。ホームでもアウェイでも同じサッカーで3ポイントを狙うという考え方自体は美しい。でも、それでうまく行ったチームって、あんまり多くないんですわ。

ただ、個性の強い戦い方をしているので、アウェイ用に調整するのは難しいかもしれません。それをやることでホームの方に悪影響が出ないとも限らない。とはいえ、このままというわけにも行かないですしねえ、なかなか悩ましいところです。

●やらずもがなの失点
前節とほぼ同じメンバーですが、町田也真人をベンチに置いてアランダが先発です。この人選がアウェイ対策なのでしょうか。立ち上がりはどちらも崩し切るシーンはなく、やや千葉優勢ながら局地戦が続きます。いわゆるデュエルが多く、ファウルなどでゲームを止まる回数も多かった。

16、17分と岡山がCKから立て続けに際どいシュートを放ちます。石毛秀樹は2本とも塚川孝輝にピタリと合わせ、最初はヘディングをGK佐藤優也がセーブ。2本目はボレーが枠を外れています。

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