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【レビュー】J2第31節 千葉2△2東京V「余分だった2失点目」

2017明治安田生命J2リーグ第31節
ジェフユナイテッド市原・千葉 2△2 東京ヴェルディ
http://jefunited.co.jp/top/matches/2017/0902/result/

●後半に盛り返すも痛恨ドロー
前節、自滅に近い試合(FC岐阜戦/1●3)をやった後だけに不安はありましたが、まあまあ良いプレーだったと思います。まあまあというのは前半の途中までが良くなかったからです。

「前半は悪かった。主役になれず相手もたくさん走っていた」(千葉、フアンエスナイデル監督)

「岐阜戦の時と似ていて相手の圧力にやられた」(町田也真人)

前半については少し違う見解もあります。

「見方によってはリズムがないともいえるし、監督も良くないと言っていましたけど、自分は気にしていなかった。90分間ペースを握れることは、なかなかないので、後半は自分たちのリズムになると思っていた。サポーター席へ向かって攻める時は勢いも出るので」(佐藤勇人)

そして後半、リズムをつかんだ千葉はラリベイが先制。ところが、あっというまに2失点をします。特に2点目はGKルイスオヘーダのヘディングでのクリアを拾われて無人のゴールへ決められるという、前に見たような光景再び。

ただ、後半のプレーそのものは良かったし、3バックに変えてから勢いを増して大久保裕樹の同点弾へつながりました。上位を引きずり下ろすチャンスだっただけに勝てなかったのは残念。やっぱり3点取らないとね。

●デ・カラ(顔)
「4-3-3」同士のマッチアップ。前半は東京Vのプレスに苦しみました。逆に千葉はプレスしても奪い切れず、裏へ蹴られてピンチという流れ。


Football Tactics Webにて左上の番号を入力すると、戦術ボードを共有できます。

東京Vはプレスされるとボールを後方のフリーでいる選手に下げていました。で、フリーの選手が前へ蹴る。プレスして、下げられて、フリーなのでディフェンスラインも上げ切れない。そこで縦ポンされると、ヘディングで弾き返してもセカンドボールを拾われやすいんですね。前がプレスで後ろが上げられないので、ちょっと間延びしてしまうわけです。

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