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【試合コメント】J2第40節 千葉2〇1町田 近藤直也、乾貴哉の負傷に「勝ったけど素直に喜べない」(取材:EL GOLAZO)

2017明治安田生命J2リーグ第40節
ジェフユナイテッド市原・千葉 2〇1 FC町田ゼルビア
http://jefunited.co.jp/top/matches/2017/1105/result/

フアンエスナイデル監督
あらためてキツイ試合だった。2-0になった時点でもう少し良い支配の仕方をしたかった。乾貴哉のケガで予定が狂った。勝つことが大切なので、いまの勢いをキープしたい。全員の努力に満足している。ただ、試合内容はもう少し良く支配をしたかったので満足していない。特に後半、FC町田ゼルビアが良かったので、かなり苦しんだ。苦しんだだけあって、勝った喜びも人一倍だった。

(2013年以来の5連勝についてどう感じているか)もちろん喜んでいるが、(クラブとして)何年ぶり、というのは関係ない。いまのチームにとって続けて勝つということが大事だ。試合を追うごとに可能性を感じながらプレーできる。(だから)いまの状況には満足している。

(前半途中から「4-3-3」にシステム変更した意図と評価は?)サイドにスペースがあったが、例えば、短いパスをつないで逆サイドに(ボールを)うまく持っていけなかった。(矢田)旭と(町田)也真人を(佐藤)勇人の少し前に置き、逆サイドにボールを持っていくことを試したかった。ただあまり納得できなかったので、元に戻した。前半はうまくセカンドボールを拾えていた。後半はセカンドボールが拾えず、問題だったのは確かだ。

DF 3 近藤直也
乾があんな風(ケガで前半途中交代)になって、勝ったけど正直、自分も何回もケガを経験してきているので、そんなに喜べない。(乾は)ハーフタイムの時に泣いていたし、そういうのを見て勝ちたかった。仲間がケガして、アイツの気持ちも分かるし、勝ったけど素直に喜べない。

自分たちのサッカーが後半はできなかったが、勝ち切れた。内容が悪くても、いまは勝つことが大事。最後(リーグ終盤)に何が大事かというと勢い。みんな自信を持ってやっているし、サボらずにハードワークをしている。前の選手が追ってくれていたりとか、クサビに入ったところに挟んでくれたりとか。

1人ひとりが、やらないといけないことを、しっかりやれているので、こういう結果になっている。まだ自力で(J1昇格プレーオフに)行けるわけではないので浮かれる必要はないが、まだチャンスはあるし、悲観することもない。目の前の試合を1つずつ勝っていくことでしか可能性は見いだせない。いままで通り、やっていくだけだ。

MF 7 佐藤勇人
(自身が起点となった先制点のシーンについて)町田はかなりコンパクトで中を閉めてきた。試合前も試合中に(町田)也真人と話していて、「(佐藤)勇人くんなら出してくる」と言っていたし、自分も也真人だったら感じてくれると思っていたので、お互いのイメージが一致して良かった。

(試合内容は)向こうがコンパクトな分、中盤にすごく人数が多かった。システムを変えたからうまく行かなかったというよりは、システムが同じでも相手の時間帯だったので、そこまで変わらなかったかなとも思う。中央に人が多かったので、(ボールの)取りどころも難しかった。(町田の攻守の)切り替えもすごく早かったので、コンパクトな分、ここ数試合の相手よりはボールを持って支配するのは難しかった。

(勝ち切れている理由は)運もある。いままでだったらやられる雰囲気があるが、いまのうちは最後のところで体を張れているし、守れるという自信を持ってやれているので、運を引き込めている。

MF 10 町田也真人
(1点目のアシストについて)(佐藤勇人からの)パスはトップ下の時から、勇人さんといつも話していて、そのパスが完璧にきた。町田(が相手)であれば、「4-4-1-1」のシステムの方が良かったと思うが、臨機応変に変えられるようになっている。2-0になって少し緩んだ感じはあったが、失点をしてから耐えられてことは大きい。(5連勝は)うれしいけど、少し遅かった。次、勝たないと始まらない。

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