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【レビュー】J2第42節 千葉2〇1横浜FC「今季のピークがいま来ているという事実」

2017明治安田生命J2リーグ第42節
ジェフユナイテッド市原・千葉 2〇1 横浜FC
http://jefunited.co.jp/top/matches/2017/1119/result/

●ついに7連勝でプレーオフへ
全部ぎりぎりでした。松本山雅FCが負け、東京ヴェルディと徳島ヴォルティスに決着が付く、そしてジェフ千葉が勝つ……。この確率って、どのぐらいだったでしょうか。近藤直也の逆転ゴールはロスタイムでした。勝った瞬間、他会場の結果を知っていたベンチは喜びの大爆発でしたが、ピッチ上の選手たちはまだプレーオフへ行けるかどうか分からなかった人が多かったみたいです。

残り10~15試合で一気にまくればプレーオフは滑り込める。今季のあたまから書いてきましたが、正直あと3~5試合ぐらい前にエンジンが掛かっていればと思っていました。しかし、怒濤の7連勝で帳尻を合わせましたわ。これでプレーオフに勢いを持って臨めます。

ちょっと冷や水をぶっ掛けるようですが、名古屋グランパスとの試合に期限付き移籍で来ている矢田旭は出場できない契約になっているはずです。決勝がアビスパ福岡なら為田大貴が出られないでしょう。町田也真人の負傷も気になります。プレーオフは2試合とも苦手のアウェイ、90分間で勝利を収めなければなりません。簡単ではないです。ただ、千葉にとっては余計なことを考えない方がいいかもしれませんし、何と言っても今季のピークがいま来ているという事実は大きいと思います。

●10番らしいゴールで同点
開始1分でした。キムボムヨンがボールを持ってターンしようとしたところでボールを奪われ、DFとGKの間にクロスを入れられてオウンゴールに。キムボムヨンへファウルがあったかどうかの確認で一時中断しますが、判定は変わらず。ただ、失点があまりにも早かったのは、かえって良かったかもしれません。


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