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【試合コメント】J1昇格プレーオフ準決勝 名古屋4●2千葉 フアンエスナイデル監督「必ず強くなって戻ってきたい」(取材:EL GOLAZO)

J1昇格プレーオフ 準決勝
名古屋グランパス 4●2 ジェフユナイテッド市原・千葉
http://jefunited.co.jp/top/matches/2017/1126/result/

フアンエスナイデル監督
名古屋グランパスの皆さん本当におめでとうございます。アビスパ福岡もグッドラックですね。試合は一番難しい先制点は取れた。ただ試合を全て完璧にはできなかった。ただ悪くはありませんでした。引き分けにされたゴールが試合の分岐点になった。試合の分析どうこうよりも、選手の努力やフロントの取り組みに感謝している。負けたことは悲しいが、来年につながると思っている。選手にも本当にありがとうと言いたい。サポーターにも感謝しています。来年は今年より良くしないといけないと思います。

(チームの成長は?)今年は本当にポジティブだった。クラブの中でも改革をした。順応は簡単ではなかったかもしれないが、1年を通して苦労した安定感も最後に出せた。来年に向けて良い流れだと思う。(来年の目標は?)いまやっていることを、さらに良くする。フィジカルも良くしたい。ただ、メインのところはメンタル面。必ず強くなって戻ってきたい。今年の経験がそれにつながると思っています。

DF 3 近藤直也
本当にたくさんのサポーターに名古屋に来ていただいた中、結果を残せず、勝利という自分たちが一番欲しかったモノを手にすることができず、本当に申し訳ない気持ちでいっぱい。いつも通り準備してきて、いつも通り試合に入ったが、状況にのまれていることを試合中に感じていた。自分としては周りの選手を落ち着かせるようにプレーしたいと思っていたが、なかなか最後までマネジメントできず、悔しい。

前半からバタバタしていて、今季で一番出来が良くなかったくらいの内容だったが、なんとか点を取れて。後半も落ち着かず、ゲームをコントロールする力が付いてくれば、安定した戦いができるのかなと。シーズンを通して考えると、正直、安定感がなかったと感じている。良い戦いをしていながら簡単に失点をしてしまうなど、シーズンを通して力を発揮できなかったところが昇格できなかった理由の気がする。

僕らはシーズン途中まで安定感はなかったが、やることを変えずに監督も全くブレず、やり通したところで最後の最後で選手に自信が出てきて、チームに勢いが付いた。最後にサポーターに良い形を見せられて、少し、少しだがホッとした。

(今季は主将としてチームを引っ張ったが?)もっとキャプテンとしてチームを引っ張るほか、「もっとプレーで引っ張れたのじゃないか」というところは、やっぱり感じていて全体的に課題が残る。「もっとできたんじゃないか」という反省点の方が多い。

MF 7 佐藤勇人
もちろん悔しいが、ただ、(うちは)連勝して滑り込んだ感じで6位に入れた。力がなかったし、名古屋の方が力があったというのが素直な感想だ。連勝して勢いは自分たちにあったが、ここ(J1昇格プレーオフ)を勝ち抜くには勢いだけでは足りなかった。最終的にはリーグの6位という結果が、きょうの結果を表している。シーズンを通して、しっかりとした戦いができなければ、こういう試合を勝つことが簡単ではないと(あらためて)思った。

(弟・寿人との対戦となったが?)もちろん負けたくない思いがあった。お互い強い気持ちを持って、クラブのために勝つ思いで準備し、ピッチに立った。負けてしまったので、本当に悔しいが、寿人には「寿人の1ファンとして、名古屋を応援する。名古屋の(J1)昇格を応援しているので頑張ってくれ」と話した。笑いながら、「来年はやりたくないね」とも話した。

前回の時は試合前に少し話したが、今回は話していない。やりづらさは特になかった。前回の試合からそんなに日にちはたっていないので、そういう意味でもやりづらさはなかった。前回の豊田(スタジアム)でやった時は逆の形だったし、今回は逆の形となった。寿人が言ったように、それ(残酷だが、勝者と敗者がいること)がサッカー。それがプロで生きていく意味なので、自分はそれを受け止めて、寿人の名古屋を応援したい。

FW 9 ラリベイ
皆さんが我々のチャレンジを期待してくれていたことは感じていた。J1昇格プレーオフのチャンスを与えられるに値するチームだった。ただ、昇格できなかったことは非常に悔しい。来年、昇格できるように高みを目指していく。(今季を振り返って)序盤こそコンディションが完全にフィットしていなくて苦しんだが、徐々に体調も良くなり、チームにも貢献できていった。チームとしても勢いを持つこともできた。

MF 10 町田也真人
実力が足りなかった一戦だと思う。全体的にというか、自分たちがやりたいサッカーを出し切れなかった。みんな一生懸命やっていたが、ただ、いつもと違うような、体が動かなかったような……。1人ひとり、ちょっとずつミスが出てしまっていた。

(相手の圧力は)感じていて、僕だったら僕の位置から右にいる和泉(竜司)選手へのパスコースを切りながら、櫛引(一紀)選手のところにアプローチするべきだった。対策を練られて、それを上回ることができなかった。やりづらさを感じたのは相手のボランチがワンタッチでうまく出す場面。前(前回対戦)だったら、(ボールを)後ろに下げてくれたりもしたが、シモビッチがいることによって厄介だったし、やりづらさはあった。

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