別格のガブリエルシャビエル…若い力の台頭【戦術分析:国内】J1第1節 #ガンバ大阪 2-3 #名古屋グランパス
ガンバ大阪 2-3 名古屋グランパス
https://data.j-league.or.jp/SFMS02/?match_card_id=20748
●遠くのG大阪、近くの名古屋
Jリーグ開幕しました。ガンバ大阪vs名古屋グランパスはとてもいいゲームでしたね。3ー2はサッカーで一番面白いスコアと言われますが、まさにそういう試合でした。どちらも技巧的で点を取りに行くプレーをしていました。
G大阪は福田湧矢と市丸瑞希の18歳、20歳のボランチコンビが堂々たるプレーぶり。名古屋の高いディフェンスラインの裏や逆サイドがよく見えていて、正確なロングパスを通していました。
名古屋の方は逆に近い場所がよく見えています。近くを見られるのは当たり前のように思うかもしれませんが、ボール1個ぶんぐらいのスペースをきちんと見定めていたのは非常に精度が高かったです。例えばメートル単位で見たらスペースがなくても、センチで見ればあるわけで。象徴的なのはセンターバック(CB)からアンカーの位置に入った選手に造作もなくパスが入っていた。普通、あんなにスコスコ入りません。G大阪はもちろんパスワークのうまいチームなのですが、ぎこちなく見えるぐらい名古屋はうまかったです。
●別格のGX
その中でも圧巻はガブリエルシャビエル。J2もJ1も関係ないです。面白なと思ったのが、極端に距離感の近いパスワークですね。footballistaの感想を書いた時の「縮めてすり抜ける」の典型です。
味方と2メートルぐらいの距離でパス交換を続けて敵を目一杯引き付けてから置き去りにするプレーを再三見せていました。かつてはG大阪が得意としていたパスワークなんですけどね。シャビ(元バルセロナの方)、メッシ、イニエスタ、ブスケツがよくやっていたやつです。
ブラジルリーグMVPのジョーはまだ片鱗。1ゴール1アシストは見事、高いボールの胸トラップなどは余裕綽々でしたが、あんなもんじゃないでしょう。あれならシモビッチと変わりませんから。
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