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7連勝の手前からやり直している感…ビルドアップのミスを減らす方法は?【マッチレポート】J2第2節 #ジェフユナイテッド千葉 0△0 #水戸ホーリーホック

明治安田生命J2リーグ第2節
ジェフユナイテッド市原・千葉 0-0 水戸ホーリーホック
https://jefunited.co.jp/top/matches/2018/0304/result/

●スコア通りの試合だったかも
勝ち損ねた試合だった気もしますし、負けずに済んだと言えるかもしれません。前半はボールポゼッション66パーセントでシュート数が14本、相手の水戸は1本だけ。このスタッツからは圧倒していたことになります。普通に見れば千葉のゲームでしょう。ただ、同時に水戸のゲームでもあったと思います。良くも悪くも双方の特徴が出ていたのではないでしょうか。

千葉は前半に3回はあった決定機のうち1つ2つゴールしていれば、そんなに難しい試合にはならなかったでしょう。ただ、それが決まらないのは、いまに始まったことではありません。逆にハイラインゆえのピンチも必ずありますから、決め損ねているうちに決められてしまえば負ける可能性は、けっこうあるわけです。ですから、押しているから千葉が勝利に近いかと言えばそうでもない。実際、水戸にも決定機があり、決められていれば0ー1で負けていたでしょう。

●3つの決定機を決め切れず
増嶋竜也が前節の退場で出場停止の上に負傷者続出。鳥海晃司とエベルトの急造センターバック(CB)コンビでした。コミュニケーションなど難しかったようですが、何とか無失点に抑えられたのは良かったと思います。

水戸はハイプレスと縦ポンの立ち上がり。ご存じの通り、水戸の長谷部茂利監督は千葉を知り尽くしています。ただ、特別に何かをしてくることは、ありませんでした。オーソドックスな「4-4-2」は千葉を率いていた時と同じ。前からプレスはしていましたが、バランスを崩すほど深追いもしない。相手に合わせすぎない、自分たちの形を崩しすぎないスタンスは長谷部監督らしさかなと思いました。

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