未来のナショナルダービー…局面で名古屋、全体で川崎F【戦術分析:国内】J1第4節 #名古屋グランパス 0-1 #川崎フロンターレ
2018明治安田生命J1リーグ 第4節
名古屋グランパス 0-1 川崎フロンターレ
https://data.j-league.or.jp/SFMS02/?match_card_id=20780
●未来のクラシコ
面白いゲームでした。どの選手もいちいちうまいので見入ってしましましたわ。現時点では「風間ダービー」的な取り上げられ方になるのでしょうが、近い将来にはJを代表するナショナルダービー的なカードになるかもしれませんね。
両チームとも技術を生かした攻撃型のサッカー。日本リーグ時代には読売クラブと日産の対戦がそういうイメージでした。読売には与那城ジョージ、ラモス瑠偉、戸塚哲也がいて、日産には木村和司、金田喜稔、水沼貴史、アデマール マリーニョ。華麗な攻撃の応酬なのですが、不思議なことに守勢のチームが連勝していました。最初は読売、途中からは日産がずっと勝つという流れ。今回もどちらかというと受けに回った川崎Fが勝利を収めております。
●局面で名古屋、全体で川崎F
間違いなく面白くなるだろうと思っていたこの試合で、確認しておきかったことがありました。相手のプレスをはがして前進できる両チームですが、名古屋の方に「速さ」を感じていたからです。もちろん、これまでの対戦相手が違いますし、実際にはどうなんだろうと。
で、直接対決を見ると、やっぱり名古屋の方が少し速かった。狭いところでの攻防で打ち破る力が少し名古屋の方が良かったように感じました。川崎Fのパスワークが名古屋のプレスに引っ掛かる率が高かった。ただ、川崎Fは後半からあえて局地戦を回避しています。
「攻撃は外、裏を意識して」
後半途中で記者席に配布されるハーフタイムコメントにそう書いてありました。このハーフタイムコメントはだいたい大事なことは書いてありません。まだ試合途中ですからね。ただ、この鬼木達監督の「外、裏」はそのまんまでした。
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