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攻撃は最大の防御…両サイドバックの起用が成功【マッチレポート】J2第12節 #ジェフユナイテッド千葉 1〇0 #ファジアーノ岡山

明治安田生命J2リーグ第12節
ジェフユナイテッド市原・千葉 1〇0 ファジアーノ岡山
https://jefunited.co.jp/top/matches/2018/0503/result/

●攻撃は最大の防御
非常に良い勝ち方だったのではないでしょうか。ボールを支配して押し込み、ハイプレスを維持、そのまま押し切る。1点しか取れませんでしたが、相手の決定機はほぼゼロなのでこれで十分です。

茶島雄介とホルヘサリーナスのサイドバック起用は驚きでした。守備面ではリスクしかありません。しかし、2人がいることでパスワークはスムーズになり攻撃力が増した。まさに攻撃は最大の防御、フアンエスナイデル監督らしい解決方法でした。

自陣での守備機会がほとんどないので、あれなら茶島とホルヘサリーナスの守備不安はありません。攻撃面での良いところだけを出せる。近藤直也、増嶋竜也のセンターバックコンビは読みが良くて経験も豊富。ハイラインすぎない守り方でリスクを軽減し、無失点に抑えました。

ホームはこれで大丈夫でしょう。アウェイもこれを継続するのか、それとも少し慎重に行くのか。個人的にはアウェイで確実に勝点1を取れるスタイルを確立してほしいのですが、どうなんでしょう。

●ローリスクで勝ちに近づく
開始8分、高いところで奪った為田大貴が左をえぐって絶妙のプルバック、船山貴之がバウンドするボールにうまく合わせて枠へ飛ばしますがDFにクリアされます。この後も千葉はポゼッションが安定していてよくパスが回っていました。

右は茶島、船山、町田也真人がポジションを入れ替えながらボールを動かし、機を見て裏を狙います。左は為田とホルヘサリーナスの突破コンビに矢田旭が絡みます。熊谷アンドリューが出色の出来で、2バックの前方でストッパーになっていました。

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