これがアウェイで勝つということ…「5-4-1」の課題【マッチレポート】J2第13節 #大宮アルディージャ 0〇1 #ジェフユナイテッド千葉
明治安田生命J2リーグ第13節
大宮アルディージャ 0〇1 ジェフユナイテッド市原・千葉
https://jefunited.co.jp/top/matches/2018/0506/result/
●幸運なアウェイ初勝利
アウェイ初勝利となりました。小島秀仁の決勝ゴールは、もう1回やってと言ってもできないでしょう。偶然とインスピレーションと技術が重なって生まれた、かなり珍しいゴールシーンでした。
試合内容、チャンスの数からして大宮が勝つべきゲームでしたね。2つの得点が取り消され、ほかにもポストに当たったシュートやGKロドリゲスのファインセーブに防がれた決定機もありました。石井正忠監督の率いるチームらしく、攻守に整合性のあるきれいなサッカーをしますし、後半に投入されたマテウスのスピードは脅威でした。
守備重視の千葉はリードしてからは守備だけになっていました。ラスト30分間はワンサイドゲーム。でも、アウェイで勝つって、こういうことなんだと思います。よほど実力差があれば別ですが、運も味方にしながらなりふり構わずしがみつくように勝つ。ようやくそれができた試合でした。
●アウェイ用「3-4-2-1」とミドルプレス
茶島雄介とホルヘサリーナスのサイドバックは継続でした。といっても、中央が3バックなのでサイドバックというよりウイングバックですが。「3-4-2-1」の2シャドーに矢田旭と山本真希ですから、基本的に守備ができる人を使っています。熊谷アンドリューとのボランチコンビには小島を起用しました。連戦なので思い切ってターンオーバーをしていますが、アウェイ用の守備的布陣ですね。
前半は0-0でした。大宮は33分にロビン シモビッチが近藤直也を体で潰(つぶ)して右からのロークロスを押し込みますがファウルの判定。40分にもCKから河本裕之がヘディングシュートを決めますが、シモビッチがオフサイドポジションということでこちらもノーゴール。どちらもシモビッチのファウルは微妙だったのではないでしょうか。最初のはお互いさまな感じで、2つめはGKの前に立っていたので視野を塞(ふさ)いでシュートに関与したということなのでしょうが、シモビッチは動いてないですからね。ゴール判定されていても文句は言えなかったでしょう。
(残り 2222文字/全文: 3166文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ