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ハイプレス問題…ハイラインはDFの負担大きく、ローラインはMFがもたない【マッチレポート】J2第14節 #ジェフユナイテッド千葉 1●2 #アルビレックス新潟

明治安田生命J2リーグ第14節
ジェフユナイテッド市原・千葉 1●2 アルビレックス新潟
https://jefunited.co.jp/top/matches/2018/0512/result/

●ハイプレスが普通に破られる
前半はハイライン・ハイプレスでゲームを支配して先制もしましたが、後半にプレスを外されて押し込まれる展開となり2失点。約40分間は非常に良かったのですが、サッカーは90分間なので。前半も終盤はハイプレスがかわされていました。

実は、もう少し千葉のゲームになると思っていました。新潟はおそらく特別な千葉対策はせず、通常通りパスをつないでくるだろうから、千葉のハイプレスがまともにハマるのではないかと。昨季、ホーム・アウェイともに快勝できた名古屋グランパス戦の例もありますからね。前半はその通りでした。しかし、後半というか前半の終わりごろにはハイプレスで奪いきれなくなった。いわば“普通にやられている”状態です。

片側サイドのプレスをテクニックでかわし、逆サイドへ持っていく。逆はかなりスペースがありますから、そこから狙い定めてクロスという形ですね。技術のあるチームが落ち着いてプレーすれば、千葉のハイプレスも恐れることはないという例になったかもしれません。

あと、フアンエスナイデル監督がプレスに行けそうなタイミングで指笛を吹いているのですが、あれ、相手にしてみれば「お、来るな」と分かっちゃうので、そろそろ止めた方がいいんじゃないでしょうか。

●「4-3-3」に回帰
前節はアウェイ戦法で初勝利をもぎとりましたが、今回はホームなので基本の「4-3-3」に回帰。ハイライン・ハイプレスの千葉スタイルです。負けたので批判もあるかもしれませんが、私はこれでいいと思います。いつもと違うことをやって1回勝てたと言って、自分たちのスタイルを捨ててしまったら、何もなくなりますから。

開始2分で町田也真人が肩を痛めます。以前も何度となく肩を負傷しているので心配です。早々に清武功暉と交代、フォーメーションも船山貴之をトップ下に移動させて「4-2-3-1」に変わります。

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