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昨季から突き破れない壁…千葉はシンプルにハイクロスでいい【マッチレポート】J2第18節 #モンテディオ山形 2●1 #ジェフユナイテッド千葉

明治安田生命J2リーグ第18節
モンテディオ山形 2●1 ジェフユナイテッド市原・千葉
https://jefunited.co.jp/top/matches/2018/0610/result/

●70パーセント支配で負ける、いつものパターン
ボールポゼッション70パーセント越えですか。普通は勝てるスタッツですよね。でも、これぐらい高率になってしまうと、かえって良くないのが千葉なわけで。もう何度となく繰り返されている典型的な負けパターンと言っていいでしょう。

フィールドの半分までは完全支配できる。しかし、そこから前へはなかなか進めない。そうこうしているうちに自陣でミスが出て失点をする、ラインの裏を突かれる……。

ただ、こういう時は整理した方がいいでしょう。できなかったことと、できたことがあり、全部ひっくるめてダメというわけでもない。チームとしての型はできている中で、昨季から突き破れない壁の前にいるのは、もどかしいですけどね。

●1つ目の変化と自陣でのミス
船山システム継続。負傷の茶島雄介の代わりに山本真希が右サイドバック(SB)に下がり、矢田旭を右に持ってきました。左MFはホルヘサリーナス。

開始5分でゲームの流れがはっきりしてきます。ハーフウェーラインまでは千葉がボールを保持します。山形とすれば、そこまでは持たせていい。千葉の攻撃はサイドからなので、最後はそこでやらせなければ良いという撤退守備です。千葉はいつも通り、山形も想定内。ある意味、がっぷり四つに組み合った状況ですね。

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