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#日本代表 に渦巻く不安感…その正体は?#AFCアジアカップUAE2019 観戦記その7 #AsianCup2019

●カタールに負けて渦巻く不安感?
ファイナルはカタール代表に1-3。前半のマッチアップ上の不利を修正できないまま0-2にされたのが痛かったですね。リードするとカタールは引くチームなので、日本代表がボールを握る状況に変わると、今度はサイドの数的優位から押し込みっぱなしになりました。1点返して押せ押せだったところで、PKが厳しかったです。

もう、ほうぼうで語られているのでマッチアップに関しては省略しますが、ある部分でマッチアップが不利ということは、ひっくり返してしまえば別のエリアで有利になるわけです。その不利を利用され、有利を生かしきれなかった。まあ、その意味では完敗と言えるかもしれません。

一夜明けてTwitter(ツイッター)に流れ込んでくるコメントなどから察すると、カタールの成長ぶりに驚くとともに、「日本はこんなんでいいのか?」という不安も募っているようです。その不安はどういうことなのか、ちょっと考えてみようと思います。

●カタールがロジカルなのは“英国の中華”と同じ
カタールが国策的に育成を手掛けてきたことは周知の通りです。今回のカタールが「日本よりモダンなサッカーをしていた」と感じられる根っこが育成であり、そこに日本の先行きに不安を感じる原因があるのかなと思います。

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