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攻撃について【#ジェフユナイテッド千葉】2020シーズン総括その3 #jefunited #ジェフ千葉

●ショートカウンター率の低さ

2020年のジェフ千葉の攻撃は、ロングカウンター中心というはっきりした特徴がありました。ショートカウンターについてはリーグでも最低レベルの結果になっていて、逆にロングカウンターの得点率で言えば最高レベルです。得点できないのも道理です。

同じカウンターでも距離が短い方が長いよりも得点しやすいのは自明ですが、それ以上に千葉の攻撃パターンとロングカウンターの組み合わせが最悪と言っていいのではないかと。

千葉の攻撃パターンはゴールへのアプローチという点ではハイクロスが主力でした。ラストパスがハイクロス。クレーベ、山下敬大、川又堅碁、櫻川ソロモンというFW陣の特徴からしてもそうなります。ただ、ハイクロスはパスの距離も長いので、よほど精度が良くないとそんなに得点チャンスにはなりません。FWには確かに空中戦の優位性はありますが、クロスが合わなければどうしようもないわけです。そして当然相手もマークしていますから、シュートも百発百中とは行きません。それ以前にクロスも百発百中ではない。

つまり、ハイクロスはかなりの割合でシュートにならない。相手ボールになるかルーズボールになることが多いわけです。

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