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現実と希望と【#明治安田生命J2リーグ】第41節 0△0 #京都サンガ F.C.|#ジェフユナイテッド千葉 #jefunited #ジェフ千葉

2021明治安田生命J2リーグ第41節 0△0 京都サンガF.C.
https://jefunited.co.jp/top/matches/2021/1128/result/

●現実と希望と

ホーム最終戦は昇格の懸かっている京都と0-0でした。京都ファンの皆様、昇格おめでとうございます。曺 貴裁監督の手腕ですかね。戦術どうこうというより、選手が伸びていく道筋を付けられるのが凄いなと。

最初から京都に圧を掛けられる展開の中、無失点で終えた千葉も力を示せたと思います。一方で、京都の寄せきるインテンシティーに対して、それを上回れる選手がほとんどいなかった試合でもありました。昇格を目指し、J1でもしっかり戦うための基準が示されたゲームでもあったのではないでしょうか。

前半で言えば京都の強度を上回れていたのは田口 泰士だけですね。見木 友哉がなんとか五分。末吉 塁のスピードと櫻川 ソロモンのパワーは通用していましたが、全体的にはボールを持った時の1対1で明らかに分が悪かった。後半はサウダーニャが個で上回れる能力を見せ、安田 理大もさすがのテクニックを披露していますが、これは時間限定ですから。テンポが上がった時に通用する部分がかなり少なかった現実は自覚しなければなりません。

それでも守備は固かったですし、後半に選手交代でギアを入れてからはチャンスも作れていました。間違いなく強くなっています。これで12戦無敗。それでも昇格するには十分な実力とは言えませんが、来季への希望は見えていました。

●圧倒された前半

ボランチに小林 祐介を先発起用しました。京都の攻勢を見越しての守備強化でしょう。これは当たりだったと思います。小林は球際の強さを発揮し、組み立ても問題なくこなしていました。

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