数を確保する陣立て【#ジェフユナイテッド千葉】2021シーズン総括その5 #jefunited #ジェフ千葉
●アタッキング・サードのアプローチについて
あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
補強の方もだいぶ進んできました。来季の陣容も見えてきましたが、昨季の話がまだ残っていたので取りあえずそちらから。
攻撃の最後のところ、アタッキング・サードからのアプローチですね。
CF(センターフォワード)が櫻川 ソロモンということもあってかクロスボールが多い。というか、千葉は櫻川でなくても、もともとクロスの多いチームでした。あと攻め込みは左側。監督が代わり、メンバーが替わっても、この辺はあんまり変わっていない気がします。ほかのチームもそうなのかもしれませんが。
クロスボールの出し手は左が末吉 塁、右は福満 隆貴。あとは交代出場で左右どちらもこなしていた安田 理大ですね。末吉はドリブル突破からのクロスが得意で、右利きですが縦へ抜けるのとカットインと2種類持っていて、相手を外せる効果は大きかったと思います。福満の方はわりとシンプルに遠目からのハイクロスですが、キックがいいのでこちらも効果的でした。ただ、クロスが一番うまかったのは安田でしょう。ドリブルもできるし、遠くからのハイクロスもできました。
クロスボールのターゲットはもちろん櫻川なのですが、こぼれ球や抜けてきたところを見木 友哉が決めるというパターンでしたね。
クロスボールを中央で長身のストライカーが狙うという形は、今も昔も有効です。DFにとってボールとFWの両方同時に見るのが難しく、いわゆるボールウオッチャーになりがちなのは人体の構造が変わらない限り弱点であり続けますから。
ただ、このシンプルなアプローチはそこまで得点につながるというわけでもありません。チャンスにはなりますが、決める難しさもあります。
●ハイクロスを得点に変える
クロスボール、特にハイクロスに強いチームとして思い浮かぶのはバイエルン・ミュンヘンです。
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