大宮花伝

【★無料記事】高木琢也監督「内容はなかなかうまくいかないところもあったと思うが、チームにとっては3回戦ができるというのはプラスの材料」【ザスパクサツ群馬戦/監督一問一答】

■天皇杯全日本サッカー選手権大会 2回戦・7月3日(水)19:00キックオフ
NACK5スタジアム大宮/2,571人
大宮アルディージャ2−1ザスパクサツ群馬
【得点者】大宮/10分 大前元紀、118分 高山和真 群馬/71分 福田俊介

天皇杯2回戦でザスパクサツ群馬を延長戦の末に退けた。21で競り勝って3回戦に駒を進め、高木琢也監督が試合を振り返った。

試合の総括は。

「リーグ戦とは違うレギュレーションの中で最後に勝てたことは、この試合は本当に勝たないと次がない試合でもありますし、本当に選手たちが頑張ってくれたなって思います。当然、カテゴリーが違う相手ですのでファンやサポーターのみなさんは楽に勝てるんじゃないかっていうことを感じられたと思います。我々の方は群馬さんを相手にするのは非常に難しいゲームになるだろうっていうのは(あったと思うが)、選手のキャリアを含めて数十年やってきましたけど、ほぼ、ほぼ楽なゲームは一つもなかった。当然、今日もそういうゲームになりました」

「ただ、内容はなかなかうまくいかないところもあったと思いますが、チームにとっては3回戦ができるというプラスの材料。選手たちの良かったところ、悪かったところをすべて踏まえて彼らの財産だとみていく方がこのゲームの収穫になる。そういう見方をしていると伝えました。勝てたってことでリーグ戦でいうと前半戦の最後を新潟と戦う中で、いい流れがあったかなと思ってこのゲームの感想にします」

選手交代をじっくり考えていたように見えましたが。

「限られた人数とそれからリーグ戦とは違って90分+30分+PK戦も少し考え、我々は中2日で新潟と試合をしないといけない。そういうことも含めた選手交代でもあった。やっぱり勝たないと次がない大会なので最後は勝つっていう意味で選手を代えていった。非常に難しいゲームでした。群馬も非常にいいチームでモチベーションだけでなくて、チームとして組織として戦っている。それから個の特長と我々のシステムのウイークの部分を把握してやってましたし、その辺に関しては本当に苦しめられた。今度、戦うときにはもう少しいいゲームができるように準備しないといけない」

ケガ明けの酒井宣福選手が最後まで出ましたが収穫は。

「最後までやり切れたっていうのは良かったと思う。プレーに関してはまだまだ改善の余地があると思う」

今日の試合が今後のリーグ戦にどのようにつながっていきますか。

「まずは、新潟の前にこの試合があるってことで人間は誰しも勝って迎える方が気持ちいい。いいプレーって基準はありますが試合に出ていいプレーをした選手は、次の試合に使うか使わないかは分からないがテーブルには乗せられます。そういうものは見ていて感じる選手もたくさんいましたし、次に、後半戦につながるようなゲームでもあったと思います」

高山和真選手が決勝点を取りました。プレーはいかがでしたか。

「和真に関しては実はかなり調子のいい選手の一人。前節の金沢戦が終わってこの大会に向けての準備が始まったが、そのときに彼は真ん中をやるのは分かっていたと思う。その中でかなりタイトな守備、彼の持ち味はキックがいい。今日もそうだった。逆にコンタクトの部分で少し弱さがあった。今日はかなりハードにやってくれた。今日を迎える前から非常に調子が良かったんで、やっぱり最後は調子のいい選手にボールがああいう形でくるんだなって感じました」

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ