大宮花伝

【★無料記事】東日本アンプティ(切断障がい)サッカーリーグが開催中。白熱の攻防も。

アンプティサッカーをご存知ですか−−。

東日本アンプティサッカーリーグ第3節がこのほど、埼玉工業大学グラウンドで行われ、埼玉県深谷市を拠点とするFC−ONETOP とTSA FC の合同チームのFS TS-ONEがAFCバンブルビー千葉と対戦し、1−2で逆転負けを喫した。6分、松崎佑亮選手のアシストで朝野和信選手がゴールを決めて先制に成功。だが、33、46分に失点して競り負けた。FS TS-ONEは千葉のシュート6本を上回る13本を放って攻撃力を見せ、随所で白熱のプレーを展開したが点数を重ねられなかった。

アンプティ(切断障がい)サッカーとは、主に上肢または下肢の切断障がいを持った人々により行われるサッカー。障がい者スポーツに必要とされた専用器具を必要とせず、日常の生活やリハビリ医療目的で使用しているクラッチ(主にロフストランドクラッチと呼ばれる杖)で競技を行う。下肢に障がいを持つ選手がロフストランドクラッチを使い脚一本でボールを蹴り、上肢に障がいを持つ選手が片腕でゴールを守るサッカー。

1980年代にアメリカで発祥し、現在は世界40カ国以上に普及している。日本では2008年に伝わり、2010年に活動がスタート。同年の第8回ワールドカップアルゼンチン大会に出場した。現在は国内各地に9のクラブチームがある。試合はGK1人、フィールドプレーヤー6人の7人制で25分ハーフ、ピッチサイズの国際基準は60m×40m、ゴールサイズは5m × 2.15m(少年サッカー用ゴール)。

東日本アンプティサッカーリーグにはFC-TS ONE〔合同〕、AFC バンブルビー千葉〔単独〕、ガネーシャ静岡AFC〔単独〕、FCアウボラーダ〔単独〕が参加。11月2、3日には第9回日本アンプティサッカー選手権大会2019が神奈川県で開催される。

写真提供:FC−ONETOP

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