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大宮花伝

【★無料記事】昌平が攻守で圧倒し、2年ぶりの頂点。西武台は奮闘も準V【全国高校サッカー選手権埼玉大会決勝レポート】

◼︎全国高校サッカー選手権埼玉大会決勝
11月17日(日)埼玉スタジアム2○○2
西武台0-4昌平

優勝した昌平の選手たち

 

▼計6試合で21得点、1失点の王者

全国高校サッカー選手権埼玉大会決勝が11月17日、埼玉スタジアム2○○2で行われ、昌平が4−0で西武台を制して2年ぶり3度目の優勝を決め、全国出場権を手に入れた。昌平は全国経験校がひしめく今大会随一の激戦区を勝ち上がり、1回戦から決勝まで計6試合で21得点、1失点と圧倒。昨年に涙をのんだ舞台で、個のスキルの高さと総合力を見せた。

2年生ゲームキャプテンの須藤直輝は「強豪をどんどん倒せて成長を実感した。それぞれの選手がいいものを持っている。それが合わさって昌平は良くなった」と喜びを噛みしめる。藤島崇之監督は「一試合一試合、地に足を着けて、粘り強く、いろいろなチームスタイルを持っている学校と対戦し、勉強をさせてもらいながら大会を通して成長したなと思います」と選手の奮闘をねぎらった。

試合のファーストチャンスは西武台だった。FW西岡健二のポストプレーからMF池田上総介が左足シュート。惜しくも枠を外れ、その後は両校とも激しいぶつかり合いに。球際で火花を散らし、見応えある試合を展開した。そして27分、ついに均衡が破れる。昌平のDF大竹琉生の右CKを西澤寧晟が頭で合わせて先制ゴール。西澤は「入ったか分からなかった」ほど無我夢中のプレーでチーム待望の瞬間をもたらした。

昌平の西澤寧晟(2)が先制ヘッドを決める

 

直後、西武台もすぐに反撃に出る。DF関口凱心のロングパスから西岡が決定的な場面を作った。ネット揺さぶれなかったものの、逆転への気持ちが表れたシーンだ。徐々に先手を取った昌平がボールを持つ時間が増え、西武台はゴール前に幾重にも人を並べて追加点は許さなかった。

果敢に突破を試みる西武台の西岡健二(17)

 

後半に入ると、昌平が主導権を握ってボールを動かした。50分、日本代表FWの鎌田大地を兄に持つMF鎌田大夢が得意のスルーパスをMF柴圭汰へ。柴は突破を図りながら、自身の後ろに走り込んでいた須藤にヒールパスを送り、須藤の右足シュートはGK伊佐山緑心のミスも重なってラインを割った。61分には須藤が放ったシュートが相手にブロックされ、そのままゴールイン。オウンゴールが大勢を決める3点目となった。

さらに、68分にはMF紫藤峻の左クロスから、鎌田がヘディングでチーム4点目を挙げた。それまでドリブルでも見せ場を作っていた鎌田は「試合を決定付けられてうれしかった」と振り返る。守備陣は無失点で攻撃陣を援護。GK牧ノ瀬晧太を中心として危なげなく、藤島監督は「しっかりゴールを奪うことができて良かった。失点ゼロは選手が頑張った結果」とうなずいた。

西武台は選手交代しながら攻撃の活性化を図り、キャプテンで主将の佐野慧至のロングスローからチャンス拡大を狙った。最後の最後まで、ひたむきに応戦。結果こそ出なかったが必死に戦う姿は胸を熱くさせた。守屋保監督は「2失点目が非常に大きかった。そこがポイントになってしまったかな」と残念がる。また、4年ぶりの決勝に「(選手は)誰もこのピッチでやったことがない。この経験がつながっていく」。先発のうち5人が1、2年生なだけに大舞台に立てたのは財産となり、今後のチームの軸となって盛り立ててくれるだろう。

※選手権は12月30日に開幕。昌平は来年1月2日、浦和駒場スタジアムで大阪代表で初出場の興國と対戦する(12時5分キックオフ)。

Photo&Text by 松澤明美

マルチな才能を見せた昌平の須藤直輝(10)

チーム4点目を決めて喜ぶ昌平の鎌田大夢(左から3人目)

シュートを放つ昌平の小見洋太(中央)

競り合う昌平の柴圭太(6)と西武台の池田上総介(10)

左端は昌平の藤島崇之監督、右端は西武台の守屋監督

突破を阻止する西武台の佐野慧至(右)

ボールを操る西武台の大野田駿(13)

準優勝した西武台の選手たち

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