大宮花伝

首位の地力に屈した土壇場の被弾。ピッチ上の意思統一と戦い方の方針とは【ジュビロ磐田/マッチレビュー】

■明治安田生命J2リーグ第36節・10月30日(土)14:00キックオフ
NACK 5スタジアム大宮/5,712人
大宮アルディージャ 1-2 ジュビロ磐田
【得点者】大宮/9分 山越康平 磐田/53分 山本康裕、90+7分 山田大記

▼結果的に裏目に出た“二兎追い”

終盤の時間稼ぎは徒労に終わる。J2残留争いの大宮とJ1昇格争いの磐田。その差がラストワンプレーに凝縮されていた。

1−1の90+7分。“攻撃的サッカー”を標榜する大宮が守備に張り付かされ続け、最後の最後で決壊。山本義道からのロングパスを山越康平と山田大記、大井健太郎が奪い合い、こぼれ球に瞬時に反応した山田が左足で蹴り込んだ。小野雅史は股を抜かれ、南雄太は動けない。クオリティーの違いを見せつけられての劇的逆転負け。歓喜に沸くサックスブルーの戦士たちを横目に、オレンジイレブンは崩れ落ち、“勝ち点2”を失うことに…。

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