「OmiyaVision」片村光博

★無料記事:練習試合・磐田戦(写真9枚)【フォトレポート】

大宮 3-2 磐田@西大宮

8日、チームは磐田との練習試合を実施した。45分×3本の形式で行い、1-1、0-1、2-0で合計スコアは3-2。得点者はマルセロ・トスカーノ、ダビド・バブンスキー、大前元紀だった。

■1本目

1本目は8分、大山啓輔が見事なオフ・ザ・ボールの動きを見せると、そこに奥井諒から完璧なパスが通って右サイドを攻略。クロスに対して合わせたマルセロ・トスカーノが冷静にゴールネットを揺らし、大宮が先制した。

しかし直後の10分、キム・ドンスが小川航基に背後を取られてPKを献上。PKは加藤順大がコースを読み切ったものの、シュートスピードがわずかに上回ってストップはならず。すぐに同点に追いつかれた。

その後は磐田にボールを持たれる時間が長くなり、中村俊輔と小川航を中心とした攻撃に苦戦。それでも最後のところは割らせず、1-1のまま1本目は終了した。

1本目のディフェンスリーダーとして、高山は指示を飛ばし続けた

シュートコースを読んでPKストップを狙った加藤順だが、わずかに届かず

■2本目

2本目も1本目と同じく磐田がポゼッションを握る時間帯が長くなる。大宮は清水慎太郎と佐相壱明が常に裏抜けを狙っていくが、パスのタイミングが合わない場面、オフサイドに掛かる場面が多い。横谷繁のゲームメーク力は際立っていたものの、チームとしてはなかなか決定的なシーンを作れない。

29分にはカウンターの形から失点を喫したが、直後にマテウス、バブンスキー、茨田陽生、畑尾大翔、河面旺成を投入。ここから流れが変わり、終了間際に河面が決定的なシュートを放ったもののGK八田直樹が好セーブ。さらに佐相も決定機を迎えたが、ゴールポストに阻まれた。2本目のスコアは0-1で終了した。

次節は出場停止の大山。1本目に続き、2本目でもクオリティーの高さを示した

ビルドアップで詰まる場面も多かった中、横谷は積極的にボールを引き出して前に運んだ

チェイシング、裏抜けとハードワークした佐相。あとは目に見える結果が欲しい

■3本目

3本目は1~2本目と打って変わって、大宮がボールを保持して磐田ゴールに迫っていく展開。マテウスのドリブル、両サイドバックの攻撃参加を軸に攻め込むと、16分には大前のスルーパスに抜け出したマテウスが決定的なクロス。こぼれたところをバブンスキーが詰め、3本通して同点に追い付く得点を挙げた。

結果を残したバブンスキーはさらにギアを上げていき、随所に光るスキルを見せていく。マテウスとサイドを交換した時間帯もプレーはスムーズで、運動量も問題なし。パスのタイミングがチームメートと合わない場面も散見されたが、そのあたりは今後調整していくことになりそうだ。

3本目を終始優勢に進め、終了間際には酒井宣福のクロスから大前がヘディングでゴール。3本目を2-0、3本通して3-2としたところで試合終了のホイッスルが鳴った。

磐田の一員として出場した高橋祥平。富山とのマッチアップでは互いに遠慮なくファイトした

今回はボランチとして出場した茨田。サイドチェンジの意識が高く、攻撃のテンポを上げていた

得点を挙げるなど活躍を見せたダビド・バブンスキー。守備面での献身性も高く、今後に期待できる出来

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○プロフィール
片村 光博(かたむら・みつひろ)
2002年の日韓W杯でサッカーに目覚め、紆余曲折を経て2013年よりサッカー専門新聞『エル・ゴラッソ』の編集ヘルプの傍ら、フリーランスの記者として活動を開始。2014年から大宮アルディージャの担当記者となり、継続的に取材を行っている。現在おすすめのサッカー漫画は『夕空のクライフイズム』。

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