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無料記事:【コラム】FUTSAL地域女子チャンピオンズリーグとは何か

今季の第5回FUTSAL地域女子チャンピオンズリーグsupported by GAViCが2/23(金)〜25(日)に栃木県県北体育館で開催されました。この大会は各地で開催されている地域リーグの優勝及びそれに準ずるチームが集結して、日本一を決定する大会です。日本のサッカーでは全日本社会人サッカー選手権大会がこれに当たるでしょうか?もう少し広く捉えると、サッカー欧州チャンピオンズリーグを3日間で行われると考えると分かり易いでしょうか。男子でも同様に地域チャンピオンズリーグが開催されていますが、地域リーグを優勝したチームが集まり、日本一を決めるというのは、トーナメントを勝ち上がった全日本女子フットサル選手権とは違う、あるいはそれよりも価値のある大会と言っても言い過ぎではないのかと思います。事実、好ゲームは多く、地域の勢力図や趨勢を見極める事のできる、とても面白い大会でした。決勝のSWH LAdies Futsal Club vs arco-iris KOBEの兵庫県対決は死闘!動画配信等が無い現状、これを見られなかった人はもったいないなと感じる程でした。

PANNA-FUTSALでは特設ページを作りましたので、大会の様子はこちらをご覧いただけると嬉しいです。

第5回FUTSAL地域女子チャンピオンズリーグ supported by GAViC

 

FUTSAL地域女子チャンピオンズリーグはまだ歴史も浅く、今季で5回目の大会となっております。第1回は実は関東、東海の2地域のみ、第2回は北海道、関東、東海、関西、九州の5地域、第3回が6地域、そして第4回から全9地域が参加する事となりました。この大会に出場するには、地域リーグが開催される事が必須となる為、各地のリーグ戦整備に大きな影響を与えたのは参加地域数の増加を見ると分かり易いかと思います。ただ第4回大会では四国リーグ優勝チームが出場辞退し、2位チームが急遽出場するなど、全日本に比べてもまだステータスや周知という面では低いと言わざるを得ないと思います。

では少々全日本女子フットサル選手権とFUTSAL地域女子チャンピオンズリーグの違いを比べてみましょう。

 

【FUTSAL地域女子チャンピオンズリーグ】  

日本サッカー協会主催
16チーム参加
全試合20分ハーフ
地域リーグに参加が必須            

【全日本女子フットサル選手権】

日本フットサル連盟主催
16チーム参加
予選リーグ12分、準決勝15分、決勝20分ハーフ
地域リーグに参加が必須

他にも違う点がありますが、以上の事に違いがあります。共に優秀成績の地域に枠が与えられたり、開催地枠等も見られます。FUTSAL地域女子チャンピオンズリーグに優勝するには3日間で5試合、しかも20分ハーフという条件は全日本に比べても非常に厳しく、チームの総合力が問われる大会となります。この20分ハーフを3日間で5試合というレギュレーションは男子と同様ですが、体力的にはどうなんでしょうか。男子、女子にかかわらず、かなり厳しいと思うのですが・・・。少し医学的な見地からトレーナー等の意見も聞いてみたいなと思います。

ただこの大会を伝えるメディアは少ない・・・。男子はFリーグチームが参加しないので、致し方ない部分もあるかと思いますが、日本女子フットサルリーグのチームも参加し、日本最強のチームを決める全国規模の大会の一つであるにも関わらず、メディアが注目しないという事は寂しい限り。全日本ではJFA TVでハイライトが配信されたり、毎日記事の更新がある事を考えると、メディアを引き込み、売り込むという事も必要かと思います。そして自分もどこかの有力メディアに売り込む事も考えなくては、こんな良い試合を見せてくれた選手に申し訳ないという気分になりました。

昨年に引き続いて栃木県で開催されたこの大会、来季はどの地域で開催されるのでしょうか。より良い環境で多くのメディアに注目され、そして情報発信していく大会になってくれる事を願うと共に、PANNA-FUTSALとしても、もっともっと質の高い情報発信をしていきたいと思います。

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