裏PANNA-FUTSAL

【コラム】祝!ユースオリンピック銀メダル!

<快挙!>

もう既にご存知の事と思いますが、第3回ユースオリンピック競技大会ブエノスアイレスでU-18フットサル日本女子代表が銀メダルを獲得しました。国内合宿の最後に関東女子選抜とトレーニングマッチを行った後、木暮監督にインタビューを行った時には「選手にメダルを獲ろうとは一言も言っていないです」と話していましたが、恐らく木暮監督の中では明確なプランニングはあったのでしょう。現地でもトレーニングを重ね、更に開幕戦から1日遅れての初戦という事もあり、しっかりとしたスカウティングを経て、少しずつプレーモデルの定着やチームの団結ができたのではないかと思います。現地の試合は一部ネット配信もあり、見る事ができました。正直メダリストとなったポルトガル、日本、スペインが頭一つ以上抜けていたのではないかなと思います。もし準決勝で敗れてボリビアと戦っての銅メダルだと少し物足りないなと思っていたのですが、スペインを破っての決勝進出にはしびれました!快挙と言っても良い結果だったと思っています。現在日本のフットサルはスペインから多くのものを得ています。男子のフル代表ではスペイン人の監督が連続で就任し、通算で10年目を迎えています。多くの指導者がスペインへ学びに行き、選手が何人もスペインリーグへチャレンジしています。今回の木暮監督もその一人であり、スペインに勝利する意味を最もよく知る一人だったと思います。そのスペインとがっぷり四つを組んで、勝利した事は本当に素晴らしい事ですし、試合に出場していた選手だけでなく、国内でプレーする女子フットサル選手全員に誇りと希望をもたらしてくれたのではないかというのは少々オーバーでしょうか。ただポルトガルは本当に強かった。決勝で4得点した9番のFIFO選手、フル代表でも活躍する選手だそうで、ひときわ輝いていましたし、他の選手も非常にレベルが高かったです。もちろん金メダル欲しかったですが、世界を知り、課題も見えた銀メダルは今後の女子フットサル界にとっても良かったのではないかと思います。

 

<戦いぶり>

そのU-18フットサル日本女子代表、徐々にチームとなり、逞しくなっていくのを感じたのは私だけではないでしょう。

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