湯麺戸塚にいく(海江田哲朗)【J論】

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【無料記事】インタビュー:府中アスレティックFCプリメイラを退任した松田大次郎氏「最初に手がけたのは意識でした」

 

– 府中アスレティックFCプリメイラを率いて2年、関東女子フットサルリーグへ昇格させ、日本リーグでは2年連続プレーオフ進出という結果を残しながらの退任となりました。経緯等を教えて下さい

松田:自分としては1年1年やっていこうと考えていて、1年目に対しての目標、2年目の目標というものがあって、1年1年その目標に対してやっていき、その中で目標をクリアしていったのが成果として出せた事は良かった事だと思っています。2年やって今回退任というのはクラブとの話し合いの中で、クラブが良くなる為に、同じ人が監督をやり続けるよりも、このタイミングで自分じゃない人がやった方が良くなるのではと考え、シーズンの終盤の時期に今季で退かせてもらう気持ちを伝えました。もう1つの理由としては、クラブとの条件面での兼ね合いで考えた結果、今季で退任させてもらうという経緯になりました。

– 2年で府中は大きく変わったと思うのですが、選手に伝えてきた事はどんな事でしょう。

松田:一番最初に行った事は気持ちの部分です。日本リーグというものに入っているんだよと、今まで東京都リーグで戦っていた人達が日本リーグになるので、そこのギャップがあったと思うので、お金を払ってお客様が見に来てくれるという所で、価値、意識という部分を変えないといけないと。自分達がそのリーグにいるだけでなく、そのリーグにいる意味を考えて、プレー以外の部分でもしっかり行動していかないといけないよという事を伝えたのが一番でした。プレーに関しては自分が思ってきたフットサル、またメンバーを見てのフットサルのやり方を擦り合わせて一から作り上げて行きました。

– 実際には7年ぶりの女子の現場で違いを感じるところはありましたか?

松田:以前はう〜魚(現:TapaZida)を率いていて、その時の選手は自分よりも年上が多かったというのもありましたが、Lリーガーもいたので、意識の部分では既に持っていて、その部分に関しては選手の方が高いという側面もあり、それを意識する必要はありませんでした。府中に関しては、これからという選手が多く、ベテランがいないチームなので、監督の言葉だけでなく、選手同士で伝え合う方が響くと思うので、そういう選手がいたらもっと良かったのかなと思っています。ただ2年間やっていく中で勝ち進む事によって選手の意識が最初よりすごく上がり始めたので、良くなってきたと思っています。

– 日本のトップリーグの現状では選手においてもチーム、そして地域においても差があると思いますが、今後女子フットサルが盛り上がる為にはどんな事が必要なのかなと考えていますか?

松田:まずトップリーグに良い選手が入ってくるというのが大事な事だと思います。女子だと良くも悪くも仲間意識というのが高く、「私はそれはいいや」となってしまったりするので、地域リーグに残る事も悪い事ではないですが、日本のレベルが上がる為にはトップリーグが強いリーグになって行く事が必要なんじゃないかと思います。男子だとトップリーグだと週に5回6回と活動できますが、女子のトップチームでも府中は週3回ですし、試合が入れば週2回であまり地域リーグと変わりはないので、その部分でも一番良い選手がトップリーグにいて、しっかり結果を出す、それに対して地域リーグのチームがそれを目標に頑張る、もっと上を目指したりするという事が必要であり、日本リーグに移籍したくても簡単に行けないとなると、もっと強くなっていくのではないとないかと思います。現状日本リーグのチームが地域リーグのチームに負けたりする事は良くない事ですし。ただ実際は日本リーグ、地域リーグにも出ている状況では、ベンチ入り人数も日本リーグ12人、関東リーグ14人と違いがある事もありますが、関東リーグの方で経験を積ませてあげたいという側面もあり、起用方法も変わってきます。クラブとしても日本リーグの方に重点を置くことになると、関東リーグでは試す起用も考えます。すると少し結果が出ないとか、複雑な感じになっているという事もあります。両方出る事への難しさはあります。特に2017年度シーズンは東京都リーグと日本リーグとなっていたので、東京都リーグでモチベーションを上げるというのが、正直環境が違いすぎて、東京都リーグでも苦戦するという状況がありました。実力があってもモチベーションが上がらないと勝つ事ができないと思うので、そういう事は正直あるんじゃないかなと思いますし、現状の難しい部分だと思います。

– これで府中アスレティックFCプリメイラの監督を退任される訳ですが、今後の予定等、教えて下さい。

松田:ありがたい事に、現在いくつかのチームからお話をいただいているので、その中で自分のやりがいと条件の面とで良いと思う、自分がやりたいなと思うチームを選んで、そこで指揮をとらせてもらいたいなと考えています。

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