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【無料記事】コロナ禍でのフットサル公式戦開催。現場では何が起きていたか

以前にもこちらでも書いた事がありますが、当方は女子フットサルチームの監督として指導者の立場にもいます。もちろん女子フットサルを盛り上げる為の一つの方法と考えていますが、その人間がメディアとして取材をしたり、記事を書くという事に関していろいろは意見がある事は認識しています。だからこそ指導者の場合、そしてメディアの場合の切り分けをしっかりするべきと考えてきました。そういう観点からこの記事を書くべきか少々迷いましたが、皆に知って欲しいという事から無料記事として記事を作成してみようと決断。ただ前述の通り、指導者として会場にいたので、写真などは撮影していません。その点は何卒ご了承下さい。

7/11(土),12(日)に全日本女子フットサル選手権東京都大会にチームスタッフとして参加しました。自分の情報収集の限りでは6/27(土),28(日)に開催された全日本女子フットサル選手権青森県大会に続く、女子フットサル公式戦開催だと認識しています。今回、大会に出場するには通常のエントリー、参加費支払い等の他に必要な事がありました。それは2つのチェックシートの徹底と提出です。一つ目は「新型コロナウィルス対応版チェックリスト」、そしてそれに伴う「健康チェックシート」の提出です。

まず「新型コロナウィルス対応版チェックリスト」には以下のチェック項目が掲載されていました。

1、事前準備 5項目
・感染責任者の設置
・注意事項の理解
・健康管理表の提出  等

2、往復の移動 7項目
・マスク着用
・公共交通機関のラッシュ時や混んでる車両を避ける
・切符を買う指を限定する
・目的地に到着後の手洗い、消毒、うがいの徹底  等

3、試合前 7項目
・健康チェックシートの提出
・着替えを早く済ませて更衣室を出る
・更衣室で密にならない
・握手ハイタッチはしない
・円陣をしない
・ミーティングの時間も減らす  等

4、試合中 16項目
・指導者、スタッフ、ベンチの選手はマスク着用
・得点後の喜び、交代時のタッチなど不要な接触を避ける
・ベンチでの距離を保つ
・飲水ボトルを共有しない
・試合後の相手チームベンチへの挨拶を行わない 等

5、試合後 4項目
・更衣室で密にならない
・ごみを密封した状態で処分するか持ち帰る 等

6、帰宅後の過ごし方 4項目
・手洗い、うがいの実施
・食事、睡眠の充実 等

7、事後対応 1項目
・帰宅後14日以内の感染状況の報告義務

以上7項目合計44項目のチェックシートの徹底を求められました。

そしてこのチェック項目に付随する「健康チェックシート」は以下のチェック項目を記入して各個人1枚ずつ作成して提出が必要となります。

・参加選手、スタッフの連絡先
・大会当日14日前から当日までの体温
・自身の体調に関する事
・感染陽性者との濃厚接触がない
・同居家族や身近な知人に感染疑いの人がいない
・過去14日以内に所定の国、地域への渡航又は濃厚接触がない
・未成年者の場合の保護者同意欄 等

恐らくこれは日本サッカー協会が作成した資料でこれを競技においてカスタマイズして使用するもののようですが、これらを提出できないと大会には参加する事ができません。

 

次に会場では感染防止に関する様々な工夫がされていました。

▽一般観戦者の入場禁止
観戦には大会参加チームの選手スタッフのみに限定され、一般観戦者、サポーターも会場には入る事ができませんでした。しかし大会のスカウティング目的はチームから1名のみが許可され、その際は「健康チェックシート」の提出が義務付けられました。ただこの両日、フットサル日本女子代表監督、デフ(ろう者)フットサル日本女子代表監督が視察に来ていました。

▽取材禁止
当方も自分ではなく、他のカメラマンに取材を依頼して大会を伝える事ができればと思い、取材申請しましたが、今回は感染防止の一環として取材を許可してもらう事ができませんでした。とても残念・・・。

▽選手スタッフの出入口を限定し、検温を実施
会場に入る事ができる選手スタッフは一か所に限定。そこでチームの必要書類を提出し、一人ずつ検温し、アルコール消毒をした上で入場が許可されます。

▽更衣室へ荷物を置く事を禁止
更衣室で素早く着替えた後は、そこに荷物を置かずに観客席の所定の場所へ移動させる事が義務付けられました。

▽会場内を一方通行に
開催された体育館は1Fのピッチレベルと観客席に会場を一周できる通路がありました。これを反時計周りの一方通行に限定。階段も登り専用と降り専用に分けられていました。これによって人が行きかう(交差する)機会を減少させようという狙いがありました。

▽会場の換気の為にシャッターを一部開放
使用された会場の奥に大きな機材や救急車が来る時用の出入口があり、普段はシャッターは閉められているのですが、シャッターの下部の方を開け、換気ができるようにしていました。

▽ベンチの間隔を開ける
普段ベンチは一列に並ばれているのですが、密を防ぐとして、一定の間隔に開け、2列に分けて設置されていました。

▽ハーフタイム、試合終了時のベンチのアルコール消毒
ハーフタイムや試合終了後にチームがベンチから離れる際には運営スタッフの方々が都度アルコール消毒をしてくれていました。

 

その他いままでと違う光景が見られましたので、いくつかピックアップしてみます。

・選手交代(ビブス交換)
これは大きく違う点です。通常誰と誰が交代するか判明させる為、ビブスを交換して交代を行っていましたが、この状況下、ビブスを複数人数で使用する事を禁止。交代の際は自分の着ているビブスをベンチに置いてビブスなしで交代がされました。ピッチ内にいた選手が出てから交代選手がピッチへ入る形を取りました。これは2020年6月30日に日本サッカー協会から通達された2020/21 フットサル競技規則‗第3条への暫定的改正[20.06.30]が適用された為の措置と思われます。十年以上前にはこの形で交代がされていた事を知っている人は少ないのかもしれませんが・・・。

・得点後
いつもならハイタッチや仲間とのゴールパフォーマンス等がある事が多いですが、接触を減らす為にも原則禁止。ゴールの喜びの後に思わずハイタッチしてしまったり、寸での所でを気付いてハイタッチ辞めたりする場面も。何か盛り上がりに欠ける部分ではありますので、チームで何か考えて密にならないパフォーマンスを考えると面白いのでは?

・マスク着用
スタッフは原則マスクを常につける事が求められますが、実は選手にも着用義務がありました。恐らくサッカーを想定しての項目だったとは思うのですが、交代でベンチに戻ってきた選手がマスクを着用するのはかなり苦しかったようです。この点は選手が所定の飲水の場所で水を飲む様子を見せて、うまく呼吸を整えてからベンチに座る等して工夫しているようでした。またデフの耳の聞こえない選手がいるチームでは監督が指示を伝える口元を見せる為にマスクではなくフェイスシールドを着用している場面もありました。

 

いかがでしたでしょうか。前述の理由で写真はありませんが、会場の様子をある程度想像する事はできましたでしょうか。以上はあくまで見えていた部分だけであって、分からないところで運営スタッフの方々が様々な対策を講じてくれた事と推測されます。今後も公式戦は同じような形で開催されていくと思われますが、運営される方々のご苦労は今まで以上。細心の注意をしながらの大会運営には本当に頭が下がる想いです。東京都は通常公式リーグ戦に参加しているチームには全日本女子フットサル選手権予選の参加義務があるのですが、今回は東京都1部以上の16チームに限定されました。参加したくてもできなかったチームの為にもこれを当たり前と思わず、この状況下でフットサルができる事に感謝しつつ、参加チームは精一杯のパフォーマンスを見せてくれると思います。その様子をメディアとして伝えられない悔しさはありますが、女子フットサルはこうやって行われているという事を少しでも感じていただけたら幸いです。ウィズコロナはしばらくの間続くとは思いますが、知恵や工夫をしながら、女子フットサル皆で盛り上げていきましょう!

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