裏PANNA-FUTSAL

【コラム】「有観客ありがとう」無観客試合が続く中のサポーター愛

今回はサポーターの想いについて書きたいと思います。冒頭に私自身の事を少し書きますので、少々お付き合いください。

私は小学生から野球というスポーツで育ちました。当然丸坊主で甲子園を目指して高校生活も過ごしました。競技生活の中で後にプロで活躍する選手達とも対戦しました。そんな自分がフットボールに夢中になったのは大学を卒業してから。就職した会社が開幕当時のJリーグスポンサーをしていた事もあり、観る環境、プレーする環境もできてどんどんのめり込んでいきました。気付けば代表の応援に、Jリーグ観戦にと全国を駆け回り、フランスW杯を決めた「ジョホールバルの歓喜」では現地で喜びにむせび泣きました。その後、プライベートの変化もあり、どんどんフットボール中心の生活に。地元のJリーグチームの年間チケットも購入して、週末は自分の応援する以外のチームも観戦に行き、J1、J2、JFL、ユース、女子と様々なカテゴリーを観戦していました。そんな中で読んでいたサッカー雑誌に「フットサル」の文字。当時のフットサル日本代表ラモス監督が「天才」と表現した選手の名前が印象に残り、気付いてみればフットサルの会場でその選手の一挙手一投足に魅かれていきました。勝とうが負けようが、毎試合声を枯らして応援し、一緒に戦う事が楽しくて、嬉しくて。残念ながらそのチームはカテゴリーが落ちていき、いまは無観客試合で応援にも行けない現状です。それでもそのチームを今でも愛していますし、チャンスがあれば応援に駆け付けたいです。

様々な楽しみ方があるとは思うのですが、自分のサポーターとしての楽しみ方は一貫しています。

・勝敗は関係なく、一生懸命戦う選手と共に戦う

どうですか?結構面倒でしょ(笑)正直自分でもそう思います。一生懸命戦ってくれさえすれば、それで満足ですし、この無観客試合が続く中、試合が観に行けるだけ、ありがたい事だと思います。いろいろなフットサルの楽しみ方はあるとは思っていますが、サポーターの中には共感してくれる人はいるんじゃないかなと思っています。そんな事を感じたのは日本女子フットサルリーグ第2節の札幌会場での光景。冒頭の写真を見てみて下さい。よく見ると左上に「有観客ありがとう」の文字が。

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