フットボールフィリピン

編集長コラム|ごあいさつと更新予定◇アジアカップ◇ACL予選◇AFCカップ◇移籍情報

photo via theazkals.com

フットボールフィリピン編集長の池田宣雄です。

11月1日にスタートした「フットボールフィリピン 〜やがて日本に立ち向かうアジアの新興勢力〜」。皆さんへのごあいさつも無しに、いきなりAFFスズキカップ2018に出場したフィリピン代表の模様をお届けしてまいりましたが、フィリピン代表が大会の準決勝でベトナムに敗れ、予定?!よりも早く大会から去ってしまったため、ここでごあいさつと今後の更新予定をお知らせしようと思います。

私はこれまで香港に住まいがありまして、必然的に、御大マルチェロ・リッピ率いる中国代表や、爆買いで世界を揺るがした中国スーパーリーグ、日本の媒体ではあまり取り上げてもらえませんでしたが、香港代表や香港プレミアリーグの模様を、時々執筆させていただく程度の無名の現地ライターでした。いまも無名に変わりありませんが。

いまこうしてフィリピンのサッカー事情を日本の読者にお届けするWEBマガジンを開始するにあたって、正直に言うと1年くらい色々なことを考えていました。

未だにJリーグの提携国にも加わっていない、ここ数年ずっとA代表の対戦すらないフィリピンの記事なんて、誰も必要としていないんじゃないかとか、読んでくれるのは東南アジアのサッカーに携わっている関係者や指導者、プレーする場所を探している選手たちだけだろうとか、認知されるまで長い時間が掛かるに違いないだとか。

でも私は、日本やタイのクラブチームが参加していないAFCカップ( ACLのひとつ下のカテゴリー)という大会を通じて、タイを除く東南アジア諸国と香港などのチャンピオンチームがしのぎを削る風景の中で、各国の代表クラスの選手や日本人を含む助っ人外国人選手たちの雄姿、そして現地のチーム愛溢れるサポーターの熱狂を垣間見て、これは日本のサッカーファンの方々にもお伝えする価値があると思っていました。

じゃあ何でフィリピンなの?となりますが、これは今後更新していく記事の中でひとつずつ解説させてください。ひとつだけ言っておくとすると、それはフィリピンのサッカーが、東南アジア諸国の中で極めて異質な、極めて異端な存在であるからです。

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