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INQUIRER SPORTS|フィリピン代表がタイ・バンコク近郊でトレーニングキャンプ実施

(C) inquirer sports

フィリピンのInquirer Sportsは7日、フィリピン代表が18日からタイの首都バンコクで1週間のトレーニングキャンプを行なうと報じた。フィリピン代表は3月の国際Aマッチウィークには国際親善試合を行なわず、代表クラスの選手たちが比較的集合しやすいバンコクでのキャンプを実施するようだ。

記事によると、今回のトレーニングキャンプに呼ばれるメンバーはまだ発表されていないが、9月から始まるワールドカップカタール大会のアジア予選に臨むフル代表候補に、11月末からフィリピンで開催される東南アジア競技大会に臨むU-22代表候補を加えた42名の選手たちの中から招集される予定とのこと。

この42名にはフル代表の欧州組も含まれると思われるが、GKニール・エザリッジ(カーディフ・シティ)やDF佐藤大介(セプシ・スフントゥ・ゲオルゲ)などの欧州組が参加するか否かも報じられていない。

現在、タイ及び隣国マレーシアのクラブチームに所属しているフル代表クラスの選手が14名いることと、整備された天然芝ピッチの施設が豊富で、且つ滞在費用が抑えられる好環境を考慮すると、国内組のマニラからの移動なども含めて、バンコク近郊でのキャンプの実施は適切な判断と言えるだろう。

本来であれば、フィリピン国内での実施が望ましいところだが、マニラ近郊には整備の行き届いた天然芝ピッチがなく、フィリピンサッカー連盟が所有するトレーニングセンターにも人工芝ピッチが1面しかないという事情も、今回のバンコクキャンプの実施を決定した要因のひとつだ。

フィリピン代表マネージャーのダン・パラミ氏は、Inquirer Sportsの取材にこう述べている。

「バンコクで行なうトレーニングキャンプでは、フル代表メンバーだけではなく、東南アジア競技大会に臨むU-22代表候補メンバーを実際に詳しく見る良い機会となるだろう」

尚、スヴェン・ゴラン・エリクソンが退任したフル代表の監督には、アイルランド出身のスコット・クーパーが正式に就任している。クーパーは、東南アジア競技大会に臨むU-22代表の指揮も採ることが決定している。

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