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カーディフ・シティ|ロンドン帰還も?フィリピン代表GKエザリッジに複数の獲得オファー

(C) fox sports asia

Philippines goalkeeper Neil Etheridge have had a brilliant season in front of goal in the Premier League, but even his heroics weren’t enough to keep Cardiff City in the English top flight.

FOX SPORTS ASIA は18日、英プレミアリーグから英チャンピオンシップに降格したカーディフ・シティに所属するフィリピン代表GKニール・エザリッジに、英プレミアリーグの複数のクラブからの獲得オファーが届いていると報じた。

エザリッジは、カーディフ・シティが英チャンピオンシップを戦っていた2017-18シーズンから加入、加入直後からファーストチョイスのGKとしてゴールマウスに立ち続け、クラブの英プレミアリーグ昇格(復帰)に大きく貢献した。

英プレミアリーグに昇格した2018-19シーズンでも、リーグ戦全38試合で先発フル出場を果たしたが、第37節のクリスタル・パレス戦で敗れた時点でシーズン18位が確定したため、来シーズンは英チャンピオンシップに降格する。

エザリッジをファーストチョイスのGKとして重用したニール・ワーノック監督が、カーディフ・シティでの指揮をもう1年(契約満了まで)継続することが決まったことで、同じく契約を残しているエザリッジも、基本的にはチームに残留する方向と現地では見られている。

しかし、シーズンを通じて印象的なシュートストップを見せ続け、クリーンシートも10度達成した結果を、他のプレミアリーグのクラブが看過することはなく、チームと本人の元には複数の獲得オファーが舞い込んでいるとのことだ。

その中には、英プレミアリーグを10位で終えたウエストハム・ユナイテッドからのものも含まれている模様で、ロンドンで生まれ育ったエザリッジ自身にとっては、英下部リーグでプレーしていた数シーズン前には考えられないような状況を迎えている。

現在、ウエストハム・ユナイテッドのファーストチョイスは、ポーランド代表GKでもあるウカシュ・ファビアンスキ。アーセナル所属時代には出場機会に恵まれなかったが、出場機会を求めて移籍したスウォンジー・シティでの活躍を経て、ロンドンへの帰還を果たしたGKだ。

現在のエザリッジが、ファビアンスキとのポジション争いをどのように見据えているのか、また、他のオファーがどこのチームから届いているのか、FOX SPORTS ASIA の記事には記されていないため読み取れないが、エザリッジの市場価値が高騰していることは間違いない。

東南アジア国籍の選手として初めて英プレミアリーグの大舞台を踏んだエザリッジは、オフシーズンと国際Aマッチウィークの期間しかフィリピン代表に合流できない状況となっているが、9月から始まるワールドカップ2022のアジア予選の多くが国際Aマッチウィークに行なわれる。

よって、来たる2019-20シーズンのエザリッジは、イングランドとアジア諸国を頻繁に往復することが予想され、自らがファーストチョイスのGKとしてプレーできる環境と、少しでも移動のストレスを排除できる環境などについても、本人は念頭に置いているものと思われる。

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