フットボールフィリピン

コパパウリーノアルカンタラ|リーグ戦全日程終了後に開催されるリーグカップ戦の概要発表

フィリピンフットボールリーグは24日、今シーズンの残り日程とリーグカップ(コパパウリーノアルカンタラ2019)の開催日程を発表した。

リーグ戦日程は残り20試合(25日に消化した2試合を含む)となり、10月の国際Aマッチウィークにもリーグ戦を行ない、最終節の試合は10月19日となっている。W杯アジア2次予選を戦っているフィリピン代表が、10月15日に中国代表との試合(パナードスタジアム)に臨むが、代表選手を供出しているセレス・ネグロスの試合も12日(グリーン・アーチャーズ)と16日(メンディオーラ)に組まれており、セレス・ネグロスはこの2試合の前にリーグ優勝を決めておきたいところだろう。

photo via philippines football league

一方のリーグカップ(コパパウリーノアルカンタラ2019)の開催も概要が発表され、大会は10月26日から始まり、決勝戦は11月16日に行なわれる予定となった。このリーグカップにはリーグ戦に参加している7チームが出場し、ふたつのグループリーグの上位2チームが決勝トーナメントに進出する形式となっている。

発表された大会フォーマットでは、4チームずつのグループリーグが行なわれることになっており、もう1チームが大会に参加するのか、空位のまま片方のグループが3チームで行なわれるのか、今のところ正確な情報はないが、年末にフィリピンで開催される東南アジア競技大会(SEA Games 2019)に出場するフィリピンU-22代表が招待されるのではないかと、マニラ界隈では噂されている。

photo via philippines football league

大会に先立ち、リーグ戦日程終了翌日の10月20日に組み分け抽選会が予定されており、おそらくこのタイミングで出場チームなどが正式に発表されることになる見込みだが、この大会の優勝チームには、2020年のAFCカップ本戦の出場権(フィリピン第2代表の枠)が与えられることになるはずだ。

昨年から大会名称をコパパウリーノアルカンタラに改めたリーグカップ戦だが、この名称はかつてスペインのFCバルセロナで大活躍した、フィリピンサッカー史上最大の英雄であるパウリーノ・アルカンタラの名前を冠している。英雄パウリーノ・アルカンタラの功績などについては、いずれ「編集長コラム」の中で紹介したい。

フィリピン国内ではかつて全国トーナメントが開催されていたが、旧ユナイテッドフットボールリーグの開始と同時にリーグカップが開催されるようになり、近年はプロとアマ、学生チームなどが混在する大会(日本の天皇杯に相当)は開催されていない。

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