AFCクラブコンペティションランキング|北朝鮮が東地区7位に浮上、6位フィリピンを猛追

(C) footy rankings
2日、AFCカップ2019の決勝に北朝鮮の4.25体育団が進出することが決定した時点でのAFCクラブコンペティションランキングを Footy Rankings が集計した。
このランキングは、AFC(アジアサッカー連盟)主催のクラブ大会であるACLとAFCカップの大会出場枠を決める重要なランキングで、今年の年末に正式発表されるランキングによって、2021年と22年に開催されるふたつの大会の出場枠が確定することになっている。
今年のAFC主催のクラブ大会は、ACLの準決勝(東地区決勝)と決勝、AFCカップの決勝を残すのみとなっているため、全体的な順位に大きな動きはないが、アジア東地区の1位中国(広州恒大)と2位日本(浦和レッズ)、6位フィリピンと7位に順位を上げた北朝鮮(4.25体育団)の間にまだ動きがあるかも知れない。
ACLの方は1位中国と2位日本が順位を入れ替えたとしても、大会フォーマットに変更がない限り出場枠は同じであるため然程影響はないが、一方のAFCカップの決勝で4.25体育団がレバノンのアル・アヘドを破った場合は、既にポイントを積み上げられない状況の6位フィリピンを、7位の北朝鮮が上回る可能性が残されている。
アジア東地区の6位と7位には非常に大きな違いがあり、現行の大会フォーマットのままであれば、6位にはACLの出場権(第1代表にストレートイン、第2代表に予選2回戦)が与えられ、7位にはAFCカップの出場権(第1、第2代表にストレートイン、第1代表のみACL予選1回戦も)が与えられるのだ。
このアジア東地区の6位の座を巡り、フィリピンはこれまで香港や、マレーシア、ベトナム、シンガポールと激しいポイント争いを繰り広げてきたが、ここに来て4.25体育団の勝ち上がりを背景とする北朝鮮の猛烈な追撃を受け、一度は手中に収めたと思われていたACL本大会の出場権を失なうことになるかも知れない。
ACLの準決勝(東地区決勝)第2戦は10月23日に、決勝は11月9日と24日に、AFCカップの決勝は11月2日に行なわれる。2021年と22年のACL本大会の出場権を獲得するのはフィリピンとなるか。北朝鮮となるか。
———————————————
AFCクラブコンペティションランキング
アジア東地区|アジア全体|国名
———————————————
青字:東アジア連盟加盟国
赤字:東南アジア連盟加盟国
———————————————
1位|1位|🇨🇳 中国
2位|3位|🇯🇵 日本
3位|4位|🇰🇷 韓国
4位|8位|🇹🇭 タイ
5位|11位|🇦🇺 オーストラリア
6位|13位|🇵🇭 フィリピン
———————————————
7位|14位|🇰🇵 北朝鮮 ▲
8位|16位|🇻🇳 ベトナム ▼
9位|18位|🇲🇾 マレーシア
10位|19位|🇸🇬 シンガポール
11位|23位|🇭🇰 香港
12位|27位|🇲🇲 ミャンマー
———————————————
13位|28位|🇮🇩 インドネシア
14位|31位|🇰🇭 カンボジア
15位|32位|🇲🇴 マカオ
16位|35位|🇱🇦 ラオス
17位|39位|🇹🇼 台湾
18位|40位|🇲🇳 モンゴル
19位|42位|🇹🇱 東ティモール
19位|42位|🇧🇳 ブルネイ
19位|42位|🇬🇺 グアム
———————————————