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【座間コラム】はっきりした経済格差 それでも起こる波乱(スペインリーグ)(2012/10/2)

過去2シーズン、タイトルを独占しているといっていいバルセロナ。ただそんな彼らに一泡を吹かせるチームが出てくるからスペインリーグはおもしろい。それは全チームがプロフェッショルなゆえに起こるサプライズだ。

 

文&写真◆座間健司

 

スペインリーグにははっきりとした経済格差がある。同じタイトルを争う各チームの予算は明らかに大きな開きがある。ましてや今はどこも困窮し、みんなチームを経営するためにスポンサーを探している。経済的に余裕があるクラブは本当にひと握りだ。スペインではバルセロナ、インテル、そして年々、チームの規模を小さくしているエルポソが他クラブに比べると潤っていると“されている”。というのもスペインはクラブの歳出や歳入をリーグがコントロールしておらず、経営状況を報告する義務もないので正確な数字はもちろん、おおまかな予算もわからない(ゆえにシーズン途中に給料未払いが起こり、しまいには突然、消滅してしまうチームもあるが)。

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