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Fリーグ東選抜対ブラジル代表 ファルカンの一挙手一投足に大歓声!

前半に、クアトロ-ゼロのような形から縦に抜けるファルカン。ケガ明けでいかにも体が重そうだが、チームの勝利が確定的になるとゲーム終盤に恒例の“ファルカンショー”を演じてみせ、場内を沸かせた。「2014年に日本でプレーする準備を進めている」と語っていたが、その言葉を信じたい。

試合前のセレモニーでスクリーンに映し出された国旗に向かって国歌を斉唱するマルコス監督、ヴァンデル第2監督らブラジルのスタッフ。

 

文◆原口攻太

写真◆デジタルピヴォ!

 

ブラジルの最終調整に大歓声

すっかり寒くなったこの日、浦安へ足を運んだ観客は1,902名に上った。前売券は完売し、それを受けて当日販売した立ち見券も試合前に売り切れる盛況ぶり。月末の金曜日によくある飲み会の誘いを断り、隣のディズニーランドの人波をよけながら向かったその先にあったのは、「ブラジル」だった。フットボールの世界で「王国」、「世界一」などと形容されるこの単語の意味を、間近で知れる機会が訪れたのだ。浦安市総合体育館を本拠とするバルドラール浦安をはじめ、Fリーグ首都圏チームのファンらを中心に集まったフットサルフリークは、世界王者ブラジルのワールドカップ前最後の調整試合に沸いた。

 

アップで沸かせるスーパースター

Fリーグ東選抜(以下東選抜)が試合前の場内アップを始めたとき、ピッチの半分はまだ空いていた。ブラジル代表(以下ブラジル)の会場入りが遅れ、当初19時予定だったキックオフは、3度の変更アナウンスがなされ、最終的に19時半開始となったのだ。試合時間の変更は、海外のスポーツシーンで時折聞かれるニュースではあるが、日本の興行ではなかなか見られない状況である。

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