【サッカー人気5位】常勝軍団への足掛かりとなった”負けて優…

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[W杯座間レポート/ブラジルサイド]新しいブラジルが勝ち取った2つ目の星(スペイン対ブラジル戦マッチレポート)

決勝ゴールを決めて、ピッチを駆け回るブラジル代表のネット。今大会のMVPは決勝戦で先制点と値千金の決勝ゴールを決めた。

2008年大会に続き、ワールドカップ連覇を果たしたブラジル代表。彼らは7つ目の星(FIFAが認めるのは5つ)を手にした。

2大会連続でキャプテンとしてワールドカップの優勝トロフィーを掲げるヴィニシウス。この日も攻守に活躍。ブラジルの攻撃の始点はいつも彼だった。

 

 

文・写真◆座間健司

 

 

それはひとつのニュースだった。

ある南米の記者が不満気に問いただす。

「前半はとても守備的に戦っていました。そしてシュートはゼロでした」

ブラジル人ではない彼はこういいたいのだ。前半は全くブラジルらしくない。攻撃をしていなかったじゃないか。

そんな質問の意図を汲み取ったのか。現在フットサルの潮流を知らない記者に対して、ヴィニシウスは諭すようにいう。

「スペインと対戦するとき、ボールを長い時間持てば、彼らのカウンターを食らう危険性が高まります。それが問題でした。ですから、もっと確実に、リスクを排除して、プレーをしなければならなかったんです。1本もシュートはなかったですが、私たちはとてもいいプレーをしました。私たちは試合をうまく読みながらプレーをできたという感触を手にしています」

セレソンのキャプテンの言葉は今のブラジル代表を的確に表現している。決勝のブラジルは堅かった。寂しく思われる方もいるかもしれない。華麗な個人技からゴールを奪ってこそ、ブラジルだと怒る方もいるかもしれない。ただ規律あるディフェンスなしには現代フットサルは勝てない。それは事実だ。ブラジルもディフェンスに重きを置くようになってから世界王者の座を取り返した。ファルカンを筆頭に華麗な個人技というステレオイメージが世界中に流布しているが、そのイメージは実際のブラジルとは異なる。セレソンは自由奔放なオフェンシブなチームではなく、ディフェンスにまず主眼を置く集団なのだ。

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