デジタルピヴォ! プラス

日本、開催国ポルトガルに1-5の黒星 4点差は彼女たちの日常の差(第3回女子ワールドトーナメント)

ピヴォとして攻撃の起点となっていたFUNフットサルクラブレディース所属の吉林千景。ゴレイロの本多さかえのスローを受けるなど後半プレス回避の場面で活躍した。またパワープレーから1得点を奪っている。

 

第3回女子ワールドトーナメントがポルトガル北部ポルトから車で40分の小さいな町、オリベイラ デ アゼメイスで開幕した。日本は大会1日目に優勝候補であり、開催国であるポルトガルと対戦し、1-5で敗れた。

 

試合後の会見で日本代表監督を務める在原正明はこう語っている。

 

「この大会に向けて、私たちには6日間の準備期間しかありませんでした。なぜなら年間を通しての定期的な強化活動はないからです。ですが、私たちはいい準備ができていたと思います。試合序盤は強い意志を持ってプレーできました。

 

ですが少しずつ苦しむことになります。最も苦しんだのは相手チームの第1ディフェンスラインを突破することでした。私たちはこのプレス回避をトレーニングしてきましたが、正常には機能していませんでした。またフィジカル面でも少しずつついていけなくなり、ポルトガルのパス回し、そしてカウンターを抑えることができなくなってしまいました。ポルトガルのカウンターはとても素晴らしく、世界で最も鋭いカウンターのひとつだと思います。

 

後半は攻撃のシステムを変えました。3-1に切り替え、そして偽ピヴォ、もしくは典型的なピヴォを置くシステムに替えました。これは相手のプレス、特にファーストラインのディフェンスを回避するためです。後半は少しパフォーマンスは向上したと思います。なぜならプレス回避はできていましたし、決定機も前半に比べると増えました。だけど、ポルトガルは世界で最も強い3チームのうちのひとつです。だから私たちはまだ試合を通して、ポルトガル相手にいいパフォーマンスを維持することはできません。ですから残り5、6分でパワープレーを仕掛けました。最終兵器としてパワープレーは準備していましたが、得点を奪うなど今日はとてもいいプレーをできたと思います。だけど、そこまででした。ポルトガルは別のレベルにありますし、ポルトガルか、ブラジルか、そしてスペインの3チームのうち2チームが決勝でプレーするでしょう。それは当然だと思います」

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