デジタルピヴォ! プラス

[フィジカルトレーニング]永島俊(町田)の“使える”体作り_2

トレーニングの直後にプロテインを採る永島俊選手。テコセンターには約3年半、週に2回のペースで通っている。

 

 

PROFILE

ながしま・しゅん 1988年5月9日生

まれ。鹿児島実業高校卒業と同時に

サッカーからフットサルに転向し日

本代表入りを目指す。2007年に出身

地・東京府中市の府中アスレティック

FCに入団、関東リーグで1シーズン

プレーしたあと翌年にはトップのFリ

ーグチームに昇格。2009年に現在の

Fリーグ・ペスカドーラ町田に移籍、中

心メンバーの1人として活躍している。

チームの海老澤仁志トップフィジカルト

レーナーとは入団後パーソナルトレーナ

ーとしても身体づくりの指導を受けてい

る。日本代表はアジアインドアゲームス

(ハノイ/2009年)、東アジア選手権

(2010年)に招集。フットボー

ルブランド、hummelの契約選手。運営

会社アマーイズ所属。180㎝・70kg。

 

 

[総合治療院テコセンター]

東京都港区南青山4-9-22 アウラビルB1階

地下鉄・表参道駅徒歩5分、外苑前駅徒歩5分

TEL:03-6804-6466

URL:http://tecocenter.jp/

 

 

「中学も高校もそうだし、府中のときも町田でもそうなのが、最初は一番下で出れなくて、という自分がいました」。永島俊そう語る。「でも、乗り越えてきた」という強い自負があるからこそ今や町田に欠かせない選手の1人に成長している。その永島を支えて来たのがテコセンターでのトレーニングだ。15節の浜松戦でのゴールはその大きな成果だし、新しい自分を発見した瞬間だった。「毎日、自分のへたくそさと戦ってます」という永島のさらなる課題は「体をさらに強くして、固いディフェンスをこじあげる、ゴリッと行くピヴォ」。代表入りを切望する24歳のフィジカル体験を聞く。

 

聞き手◆デジタルピヴォ! 山下

 

 

今は相手に勝てるイメージが湧いてくる

Pivo! 恵比寿時代も入れると、海老沢さんに診てもらうようになって何年?

永島 2010年ですから、3シーズン目ですね。

Pivo! ペスカドーラ町田に入って海老沢さんに初めて会った頃を振り返ってフィジカル面どこが一番違う?

永島 プレーのなかでいえば、相手と対峙したときに普通に勝てるイメージが常に湧いてくるんです。気負うとか押されるっていうのはもうないですね。体強い選手とか、速い選手っていっぱいいるんですけど、それでも、そのなかで抜かれたりとか、ぶつかり合いで負けるときももちろんありますけど、でも、自分のなかで自信を持ってその選手と対峙できるようになりました。正直、そこが一番の変化ですね。

Pivo! それはディフェンスでもオフェンスでも? プレーの幅が広がったということ?

永島 そうですね。今、トレーニングでは“自分の空間を意識する”というのをテーマにやってるんですけど、自分で絶対、取れる間合いとか、抜ける間合いとかというときに、その間合いを広げることができた感じですね。ディフェンスでいえば相手がボール持ってドリブルしてきて、今までは自分の間合いが小ちゃかったからここの中での勝負だったんですけど、小ちゃい中でガチャガチャとある程度勝負してたんですけど、今は広くなった分、結構遠い距離、正直、相手が抜きにかかる前の段階でもう僕のなかで(勝負は)始まってて、あ、自分の空間に入ったからもう勝てるなっていう、ほんとに感覚的なことなんですけど、すごい自信を持って対面してやれますね。体が強くなったというのもあるし、一歩早くなって対応できるようになったのも、そうできるようになった要因の1つだと思います。

Pivo! 意識と肉体の両方が合致している。相当自信を深めてる。

永島 個だったら正直、自信持ってやってます。そいつと対面してそいつに勝つっていうところに関しては自信持ってやれてます。

Pivo! あと、トレーナーの海老沢さんはシュートも強くなったといっている。

永島 自分ではシュートが強いとは正直、思わないんですよ。ただ、チームの人も“俊はシュートが強いからもっと打ったほうがいいよ”ってよくいってくれます。シュートが強い、それと最近、チームのみんなに“俊、速いから抜けるよ”というようにもなりました。僕は足、めっちゃ遅いんですよ、ほんとに、タイム計ると。その意味では一瞬とか一歩とか、まあまあ、相手が体勢を崩したときに自分がいい体勢で動き出せるとか、そういうところが出てきて、そう感じてもらえているのかなっていうのはすごい、あります。

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