デジタルピヴォ! プラス

[Fリーグ最終節]府中、歓喜のホーム逆転勝利でプレーオフ進出! 成長見せた浜松は無念の涙

関東のチームとして悲願のプレーオフ、それも最後のひと枠に滑り込んだ府中アスレティックFC。伊藤監督(後列中央)は肩の荷が下りたかシーズン中にはなかった笑顔を見せた。

 

 

Fリーグ2012 powered by ウイダーinゼリー第27節

府中アスレティックFC 2-1 アグレミーナ浜松

2013年1月26日(土) 17:00KICKOFF

観客数:1,285人

まとめ◆デジタルピヴォ! 山下

 

 

[Fリーグ2012最終順位表]

 

(勝点/試合数/勝/分/負/得点/失点/得失点差)

 

1位 名古屋オーシャンズ/75/27/24/3/0/142/53/89

 

2位 シュライカー大阪/53/27/16/5/6/91/58/33

 

3位 府中アスレティックFC/47/27/15/2/10/78/65/13

 

—————(以上、プレーオフ進出)——————————-

 

4位 バルドラール浦安/44/27/13/5/9/85/67/18

 

5位 デウソン神戸/42/27/12/6/9/80/64/16

 

6位 エスポラーダ北海道/40/27/11/7/9/76/88/-12

 

7位 バサジィ大分/34/27/10/4/13/62/63/-1

 

8位 ペスカドーラ町田/25/27/6/7/14/66/88/-22

 

9位 湘南ベルマーレ/14/27/3/5/19/72/114/-42

 

10位 アグレミーナ浜松/8/27/2/2/23/45/137/-92

 

前半、アグレミーナゴールに強打を浴びせる10山田。前半はGK山本にことごとくセーブされたが、後半の2ゴールでチ−ムの勝利を決定づけた。

 

キックオフを前にして記者は浜松が守るゴールのサイドに小さなイスを置いた。今日はここを写真撮影の場と決めた。「あれ、山下さん、何でそこにいるんですか?」とアグレミーナの前田監督が近づいてきた。「はは〜ん、うちを捨ててアスレの攻撃を撮るつもりですね!?」。笑顔でちゃかす前田監督を前に笑ってごまかすしかなったが、いつもの撮影パターンを崩してでも府中アスレティックFCのプレーオフ進出を決めるゴールを見たい。だから旧知の前田監督への敬意もこの際捨てて本能のままに動いた。しょせん、にわかカメラマンだ、決定的なシーンでシャッターを押し切る力量はない。でもそれがこの日は幸いするはずだ。ファインダーを通さず肉眼でその瞬間を見ることができるはずだから…。

 

前半15分、最初に試合を動かしたのはアグレミーナだった。鮮やかなゴールを決めた16剣持がサポーターの祝福を受ける。

 

 

窮鼠、猫を噛む!?

 

窮鼠、猫を噛む、といったら失礼か。

「勝ち点を(8から)2けたにしたかった」(前田監督)が、仮に11に伸ばしたからといって最下位を脱出できるわけではないアグレミーナ浜松は、失うものが何もない、いってみれば怖いもの知らずだ。しかもリーグ終盤になって勝ち点こそ積み上げていないが、誰の目にもわかるほどチーム力を上げてきている。この日、アグレミーナの正確なつなぎからのカウンターにさらされたアスレティックのGK村山も、「何やっても相手の動きについていけなかったのが、リーグのスピードに慣れてきた」と目を丸くしている。

(残り 3923文字/全文: 5373文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ