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ピヴォ!編集長・山下日記(2/19〜24) 『地域チャンピオンズリーグ取材でフウガすみだの強さの秘密を知る』(2013/2/25)

▼2月19日(火)

取材のための久々の遠出のメドがついた。

地域チャンピオンズリーグの予選リーグが22日(金)と23日(土)にスカイホール豊田(豊田市)で、決勝トーナメントが24日(日)にテバオーシャンアリーナ(名古屋市)で開催される。取材のメドがようやく立ち、この日、宿の手配と新幹線切符の購入等に出向く。予選リーグは岐阜メモリアルセンター(岐阜市)で同時開催されるが、フウガを軸に全国の地域を見てみたいという思いに逆らえず豊田市を選んだ。

準備の遅れは覚悟していたが、23日の名古屋市駅周辺はビジネスホテルが満杯で、最低30,000円前後と目の玉の飛び出るような価格のホテルしか空いてなかった。豊田市駅から私鉄を乗り継いでもドアツードアで1時間半ほどで同アリーナに着くことがわかり、結局、ならばと豊田市駅近くで朝食付き6,600円のビジネスホテルを確保し2泊することにする。現地で懐かしい顔に会えると思うとそれだけでワクワクしてきた。

それにしても、あのことを決めた日からおよそ1年半、関東圏で取材活動をしてきた身として東海の経済の中心地、名古屋は、週末のホテルの予約状況から察するに活況を呈しているんだなと、浦島太郎のような感慨を抱いた。

 

この日の夜、新宿で開かれた「浦研プラストークライブVol.7」にお招きいただいた。お題は「2013年浦和レッズを島崎英純&福田正博が徹底分析!」。「今日のトークの内容はツイッターなどに書き込まないように」というMCの前ふれで始まった、ウエブマガジン浦研プラス会員限定のこのイベント、文字どおり立すいの余地もなく詰めかけて観客の数にも驚かされたが、2人の軽妙なトークに感心させられた。座が盛り上がったところで福田さんが島崎さんをいじり、島崎さんが本気でへそを曲げるあたり、へたなお笑いを見ているよりよっぽどおもしろかった。

こんなトークライブ、フットサルでもできるだろうかと考えてみたが、“観るスポーツ”としての観客の熱いまなざしは残念ながらフットサルにはまだない。驚くほど静かに2人のトークを観、聞いているのだが、折に触れて見せるリアクションは“サッカーに精通しているなぁ”ということをつくづく感じさせた。こうして思い思いの形でシーズンインを深く熱く向かえるJリーグ。ああ、サッカーがうらやましい!!!

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