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[マッチレポート]PK戦でのゴレイロの交代(スペインリーグプレーオフ準々決勝2節・バルセロナ×リベラ ナバーラ)(2013/7/1)

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バルセロナのセルヒオ ロサノがドリブル突破からボールを止めて、反転しようとする。局面局面で激しいボディコンタクトを見ることができた。プレーオフになるとワンプレー、ワンプレーの強度が全く違う。

 

写真・文◆座間健司

 

得点が決まらなくてもスペクタルな試合は存在する。その典型がバルセロナ対リベラ ナバーラだった。

 

3試合のうち先に2勝したチームが勝ち上がるスペインリーグプレーオフ準々決勝。レギュラーシーズン1位のバルセロナは8位のリベラ ナバーラと対戦。1節はリベラ ナバーラのホームで行われ、延長戦が終わっても3-3で決着がつかず、PK戦の末、5-3でバルセロナが先勝している。

 

リベラ ナバーラの好守

 

バルセロナのホームで行われた2節。レギュラーシーズンの順位表が表すにように強者のバルセロナが主導権を握り、リベラ ナバーラのゴールに迫るシーンが多かった。しかし、決定機の数がスコアボードの数字と比例しない。いつまでも0が続く。

 

理由はふたつある。

 

ひとつはリベラ ナバーラのディフェンスが堅かったこと。リベラ ナバーラは第2PKマーク付近まではバルセロナにシュートを打たせてもいいというディフェンスだった。ただし、第2PKマークからの侵入は許さなかった。シュートは打たれてもいい。ただし、近距離では絶対に打たせない。個々のディフェンスもこの日は粘り強かった。バルセロナは各国代表選手がそろうだけあり、個の力は優れている。リベラ ナバーラの選手はそんなバルセロナの選手のドリブルやフェイクに引っかかるが、それでも粘り強くついていく。彼らはボディコンタクトがあるときは負けなかった。フィジカルの強いセルヒオ ロサノのドリブル突破に対しても体を使い、誰もが阻止していた。リベラ ナバーラのプレーの強度は強く、レギュラーシーズンとは違い、ひとつひとつのプレーに妥協がなかった。

(残り 2016文字/全文: 2825文字)

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